プレストレストコンクリート工学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 プレストレストコンクリート工学
科目番号 0257 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 資料を配布する
担当教員 青木 優介

到達目標

プレストレストコンクリートの特徴,分類について説明できる。
プレストレス力の算定及び断面内の応力度の計算ができ,使用性を検討できる。
コンクリート構造物の維持管理の基礎および補修方法を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
プレストレストコンクリートの特徴,分類について他者にもわかりやすく説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。
プレストレス力の算定及び断面内の応力度の計算,使用性の検討他者にもわかりやすく説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。
コンクリート構造物の維持管理の基礎および補修方法について他者にもわかりやすく説明できる。自分自身で理解できている。自分自身で理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
おもに前半において,プレストレストコンクリートの特徴や分類,断面計算などを学ぶ。
後半において,コンクリート構造物の維持管理や補修方法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
状況におうじて,遠隔授業ないしは対面授業で授業を行う。
注意点:
計算問題に電卓を使う必要があるが,できれば,表計算ソフトを用いることを推奨する。
選択科目である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本科目の目標や授業方法,評価方法について理解する。
2週 プレストレストコンクリートとは プレストレストコンクリートの種類や特徴について理解する。
3週 プレストレスの導入方式 プレストレスを導入する方式(プレテンション方式,ポストテンション方式)について学ぶ。
4週 PC鋼材とプレストレスの減少要因 PC鋼材の種類と特徴,導入したプレストレスが減少する要因について学ぶ。
5週 PC桁の断面計算および設計(1) PC桁の断面計算を行い,設計について理解する。
6週 PC桁の断面計算および設計(2) PC桁の断面計算を行い,設計について理解する。
7週 PC桁の断面計算および設計(3) PC桁の断面計算を行い,設計について理解する。
8週 PC鋼材を曲線に配置する理由(ポストテンション方式において) PC鋼材を曲線に配置する理由について理解する。
4thQ
9週 PC構造物の施工(1) PC構造物の施工とその流れについて理解する。
10週 PC構造物の施工(2) PC構造物の施工とその流れについて理解する。
11週 PC構造物の維持管理(1) PC構造物の維持管理について理解する。
12週 PC構造物の維持管理(2) PC構造物の維持管理について理解する。
13週 PC構造物の補修補強 PC構造物の補修補強について理解する。
14週 橋梁をとりまく現況 PC橋だけでなく,橋梁全体を取り巻く現況について理解する。
15週 定期試験の解答,授業評価アンケート,講評 定期試験の解答,授業評価アンケート,授業の講評を行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。4
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。4
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。4
プレストレストコンクリートの特徴、分類について、説明できる。4
プレストレス力の算定及び断面内の応力度の計算ができ、使用性を検討できる。4
コンクリート構造物の維持管理の基礎を説明できる。4
コンクリート構造物の補修方法の基礎を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000