特別実験

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 特別実験
科目番号 0010 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習(オムニバス形式) 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・電子システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 担当教員の作成した実験指導書
担当教員 板垣 貴喜,歸山 智治,高橋 美喜男,青葉 知弥,柏木 康秀,大澤 寛,上原 正啓,浅野 洋介

到達目標

1.実験結果をまとめて考察をし,レポート作成を通して新しい知見を習得することができる
2.実験結果を考察し,自ら工夫をすることで,実践的な技術を身につけることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験結果を詳細に考察できる実験結果を考察できる実験結果を考察できない
評価項目2複数の新しい知見を習得できる新しい知見を習得できる新しい知見を習得できない
評価項目3自ら工夫をし実践的な技術を身につけることができる実践的な技術を身につけることができる実践的な技術を身につけることができない

学科の到達目標項目との関係

JABEE B-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械システムと電子システムに関する発展段階の実験である.
この実験テーマの中には,企業において,電気電子回路の設計と特性測定および電磁界の解析に関する業務を担当していた2名の教員が,その経験を生かして,電磁界のシミュレーションおよび太陽電池回路の特性測定に関して指導する2つの実験テーマが含まれている.
授業の進め方・方法:
機械システム系群の実験テーマ
材料学に関する実験,歩行動作の計測・解析,FFT分析器を用いた振動解析,Hertzの接触応力に関する実験
電子システム系群の実験テーマ
電磁界のシミュレーション,DCモータのロバスト制御に関する実験,高電圧インパルスの発生・測定・試験,太陽電池の基本特性の測定と検討
注意点:
上記の機械システム系群と電子システム系群から,それぞれ1テーマずつの実験を同時開講する.8テーマのうちから4テーマを選ぶ.このとき,各群から最低,1テーマを選ばなければならない.実験テーマの選択は,授業の第一週目に希望をとり,人数調整をおこなって決定する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 材料学に関する実験(青葉知弥1)
電磁界のシミュレーション(上原正啓1)
材料学に関する実験の実験概要を説明できる
電磁界のシミュレーションの実験概要を説明できる
2週 材料学に関する実験(青葉知弥2)
電磁界のシミュレーション(上原正啓2)
材料学に関する実験ができる
電磁界のシミュレーションの実験ができる
3週 材料学に関する実験(青葉知弥3)
電磁界のシミュレーション(上原正啓3)
材料学に関する実験の実験報告書が書ける
電磁界のシミュレーションの実験報告書が書ける
4週 材料学に関する実験(青葉知弥4)
電磁界のシミュレーション(上原正啓4)
材料学に関する実験の考察ができる
電磁界のシミュレーションの実験を考察できる
5週 歩行動作の計測・解析(歸山智治1)
DCモータのロバスト制御に関する実験(浅野洋介1)
歩行動作の計測・解析の実験概要を説明できる
DCモータのロバスト制御に関する実験概要を説明できる
6週 歩行動作の計測・解析(歸山智治2)
DCモータのロバスト制御に関する実験(浅野洋介2)
歩行動作の計測・解析の実験ができる
DCモータのロバスト制御に関する実験ができる
7週 歩行動作の計測・解析(歸山智治3)
DCモータのロバスト制御に関する実験(浅野洋介3)
歩行動作の計測・解析の実験報告書が書ける
DCモータのロバスト制御に関する実験報告書が書ける
8週 歩行動作の計測・解析(歸山智治4)
DCモータのロバスト制御に関する実験(浅野洋介4)
歩行動作の計測・解析の実験の考察ができる
DCモータのロバスト制御に関する実験を考察できる
4thQ
9週 FFT分析器を用いた振動解析(板垣貴喜1)
高電圧インパルスの発生・測定・試験(柏木康秀1)
FFT分析器を用いた振動解析の実験概要を説明できる
高電圧インパルスの発生・測定・試験の実験概要を説明できる
10週 FFT分析器を用いた振動解析(板垣貴喜2)
高電圧インパルスの発生・測定・試験(柏木康秀2)
FFT分析器を用いた振動解析の実験ができる
高電圧インパルスの発生・測定・試験の実験ができる
11週 FFT分析器を用いた振動解析(板垣貴喜3)
高電圧インパルスの発生・測定・試験(柏木康秀3)
FFT分析器を用いた振動解析の実験報告書が書ける
高電圧インパルスの発生・測定・試験の実験報告書が書ける
12週 FFT分析器を用いた振動解析(板垣貴喜4)
高電圧インパルスの発生・測定・試験(柏木康秀4)
FFT分析器を用いた振動解析の実験の考察ができる
高電圧インパルスの発生・測定・試験の実験を考察できる
13週 Hertzの接触応力に関する実験(高橋美喜男1)
太陽電池の基本特性の測定と検討(大澤寛1)
Hertzの接触応力に関する実験概要を説明できる
太陽電池の基本特性の測定と検討の実験概要を説明できる
14週 Hertzの接触応力に関する実験(高橋美喜男2)
太陽電池の基本特性の測定と検討(大澤寛2)
Hertzの接触応力に関する実験ができる
太陽電池の基本特性の測定と検討の実験ができる
15週 Hertzの接触応力に関する実験(高橋美喜男3)
太陽電池の基本特性の測定と検討(大澤寛3)
Hertzの接触応力に関する実験報告書が書ける
太陽電池の基本特性の測定と検討の実験報告書が書ける
16週 Hertzの接触応力に関する実験(高橋美喜男4)
太陽電池の基本特性の測定と検討(大澤寛4)
Hertzの接触応力に関する実験の考察ができる
太陽電池の基本特性の測定と検討の実験を考察できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。3
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。3
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。3
電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。3
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。3
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。3
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。3
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。4
論理回路の動作について実験結果を考察できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ報告書その他合計
総合評価割合000001000100
基礎的能力00000000
専門的能力000001000100
分野横断的能力00000000