現代文明

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 現代文明
科目番号 0030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・電子システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書なし
担当教員 武長 玄次郎

到達目標

現代社会の抱える問題点について主体的に考え、また一見現代とは無関係な広大の社会や宗教について現代との関わりという観点から認識を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代文明が抱える様々な問題点を理解し、解決策について展望できる現代文明の問題点を認識できる現代文明の問題について理解できない
評価項目2現代文明の歴史的背景について認識し、説明できる現代文明の歴史的背景を一定程度理解できる現代文明の歴史的背景を理解できない
評価項目3現代文明を政治・経済・科学技術など様々な観点から評価することができる現代文明の多面性を一定程度理解できる現代文明の評価が十分にできない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
現代文明の成り立ちとその歴史的拝見について常に考え、一見無関係なところから現代人が抱える問題点の解決策を探っていく
授業の進め方・方法:
現代文明を理解するためのトピックを学ぶため、適性な教材を用いて現代社会の成果と問題を探る
注意点:
授業90分に対して、紹介する教材を用いて180分以上の予習と復習を実施すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ヒトラーとドイツ 独裁政治の問題点を、過去の事例から理解できる
2週 現代のテロ テロの脅威について、具体的な事例から理解することができる
3週 明治日本における民主主義の萌芽 明治期日本に民主主義の芽が育たなかった理由を理解できる
4週 鉄道と文明 鉄道がもたらした文明の変化を理解できる
5週 技術は人を救うか(八田與一の事例) 技術者が人々を豊かにし幸福をもたらす可能性を実例から理解できる
6週 東欧における民主化の達成 東欧社会の転換過程から、民主化の意義と課題を理解できる
7週 技術は人を救うか(西岡京治の事例) 技術者が人々に幸福をもたらし国家を豊かにする可能性を実例から理解できる
8週 ムッソリーニのファシズム ヒットラーとは別の形での独裁政治をおこなったムッソリーニの事例から、独裁の問題点を探る
2ndQ
9週 地域と差別 世界のどこにでもある、地域差別の問題点を理解できる
10週 スペイン風邪の衝撃 100年前世界をゆるがしたスペイン風邪の問題から、人類と疫病の深い関係を理解できる
11週 日本のスペイン風邪 日本に与えたスペイン風邪の打撃について理解できる
12週 インドと仏教 インド文明と仏教成立について理解できる
13週 ローマ文明と中国文明 現在にも巨大な影響を与えた、ローマ文明と中国文明の成立状況を理解できる
14週 キリスト教の誕生 世界最大の宗教の成立事情を理解できる
15週 ギリシア文明の成立 ギリシア文明の政治・科学の独自性を理解できる
16週 まとめ

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力05000050
専門的能力02000020
分野横断的能力030000030