特別演習I

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 特別演習I
科目番号 B1701 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習(オムニバス形式) 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御・情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 特別実験I指導書
担当教員 齋藤 康之,泉 源,大橋 太郎,関口 明生

到達目標

(B-2)最も得意とする専門分野の知識と能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
応用力これまでの学習内容を生かし、率先して技術や知識を組合せ発展させることができるこれまでの学習内容を生かし、技術や知識を応用することができる技術や知識を応用することができない
Linuxシステム自ら仮想計算機としてLinuxをインストール・設定ができ、コマンドやshell script を記述できる。相談しながら仮想計算機としてLinuxをインストール・設定ができ、コマンドやshell script を記述できる。仮想計算機としてLinuxをインストール・設定ができず、コマンドやshell script を記述できない。
PHPによる動的なWebページの制御PHPによる動的なWebページの制御を理解し、自ら工夫したページを構築できる。PHPによる動的なWebページの制御を理解できる。PHPによる動的なWebページの制御を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

専攻科課程 B-2 説明 閉じる
JABEE B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
準学士課程で修めた知識を生かし、さらに発展させるために各種演習を行い、研究等に必要な能力を身につける。
授業の進め方・方法:
前期:特別実験と合わせて演習を行う。
注意点:

前期実験テーマ5「材料の力学的特性に基づく製品デザイン」について:
・2tのオートグラフを用いるため、安全については担当教員に事前に確認し細心の注意を払うこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期テーマ1「PLCプログラミング(基礎編)」(大橋太郎 1)
○電磁リレーとPLC
電磁リレーの問題点を理解しPLCの効果が理解できる
2週 ○自己保持回路やインターロック,タイマー,カウンタ(大橋太郎 2) ラダー図で自己保持回路やインターロックが書け,タイマーやカウンタが理解できる
3週 前期テーマ2「制御工学の実験」(関口明生 1)
○ 基礎知識(回転形倒立振子、基礎的な動力学モデルとエネルギー、2次系、DCモータのモデル化、回転形倒立振子のモデル化)
○ 制御対象の測定と評価(同定、安定性・可制御性・可観測性)
基礎的な線形要素・非線形要素について簡潔に説明することができる。
4週 ○ 極配置法による閉ループシステムの設計
○ 倒立振子のシミュレーションと制御
○ 諸条件における倒立振子のふるまい(関口明生 2)
実験装置の構成、条件、結果、考察について第3者にわかるように簡潔に発表することができる。
5週 前期テーマ3「アナログ振幅変調・復調」(泉源 1)
○回路シミュレータによるシミュレーション
回路シミュレータを用いて,回路要素について簡潔な説明ができる.
6週 ○設計に基づく実機による過渡応答,周波数特性評価(泉源 2) 装置構成,条件,結果について,簡潔に発表することができる.
7週 発表まとめ(泉源 3) これまでの内容について発表内容をまとめる。
8週 発表(泉源 4) これまでの内容について発表を行う。
2ndQ
9週 前期テーマ4「PLCプログラミング(応用編)」(大橋太郎 3)
○信号機システム
タイマーとカウンタを複合した信号機システムについてラダー図が作成できる.
10週 ○自動販売機システムなどの応用回路(大橋太郎 4) タイマーとカウンタを複合した自動販売機システムについてラダー図が作成できる.
11週 前期テーマ5「材料力学の実験」(関口明生 3)
○ 基礎知識(応力とひずみ、材料の力学的特性のモデル化、はりの力学)
○ はりのたわみとひずみ
フックの法則・たわみの基礎式・断面二次モーメントの定義式について、それぞれの意味を簡潔に説明することができる。
ひずみゲージとブリッジ回路を用いたひずみ測定について結果を考察することができる。
12週 ○ はりの振動(関口明生 4) はりの断面の高さ・幅とヤング率・ひずみの関係を考察し発表することができる。
13週 前期テーマ6「デジタル変調 ASK」(泉源 5)
○回路シミュレータによるシミュレーション
回路シミュレータを用いて,回路要素について簡潔な説明ができる.
14週 ○設計に基づく実機による過渡応答,周波数特性評価(泉源 6) 装置構成,条件,結果について,簡潔に発表することができる.
15週 発表まとめ(泉源 7) これまでの内容について発表内容をまとめる。
16週 発表(泉源 8) これまでの内容について発表を行う。
後期
3rdQ
1週 仮想計算機(齋藤康之 1) 仮想計算機の概念を理解できる。
Debian GNU/Linux のインストールができる。
2週 仮想計算機(齋藤康之 2) Debian GNU/Linux の設定ができる。
3週 仮想計算機(齋藤康之 3) 必要なパッケージのインストールができる。
4週 UNIX コマンド(齋藤康之 4) 基本的なUNIXコマンドの使用方法を理解できる。
5週 UNIX コマンド(齋藤康之 5) 基本的なUNIXコマンドの使用方法を理解できる。
6週 shell script(齋藤康之 6) shell script の使い方を理解できる。
7週 shell script(齋藤康之 7) shell script の分岐処理を理解できる。
8週 shell script(齋藤康之 8) shell script の反復処理を理解できる。
4thQ
9週 PHPによる動的なWebページの制御(齋藤康之 9) 時刻情報の取得処理と分岐処理を記述できる。
10週 PHPによる動的なWebページの制御(齋藤康之 10) アクセス制御とアクセスカウンタを記述できる。
11週 PHPによる動的なWebページの制御(齋藤康之 11) 簡単なフォームを作成でき、ファイルへの追記処理を記述できる。
12週 PHPによる動的なWebページの制御(齋藤康之 12) 乱数の発生処理と、Webページからのメール送信処理を記述できる。
13週 PHPによる動的なWebページの制御(齋藤康之 13) 簡単なアンケートや投票システムを構築できる。
14週 PHPによる動的なWebページの制御(齋藤康之 14) クッキーとセッション管理を理解して実装できる。
15週 PHPによる動的なWebページの制御(齋藤康之 15) 受付フォームとファイルのロックを記述できる。
16週 PHPによる動的なWebページの制御(齋藤康之 16) リダイレクトを記述でき、セキュリティ上で配慮すべき事項について理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート発表合計
総合評価割合5050100
基礎的能力101020
専門的能力252550
分野横断的能力151530