到達目標
1.基本的な文学理論を習得し、文学作品を多角的に捉える力を身に付ける。
2.資料を活用しながら、文学作品の奥深さを追究し、そこから見える人々の生活や文化を、自らの力で発見することができる。
3.調査・発表を通じて人々の生活や文化を多角的に捉え直し、自らの考えを深めてわかりやすく伝えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 課題テーマに基づき、人々の生活や文化を多角的に捉え直し、独自の観点で調査することができる。 | 課題テーマに基づき、人々の生活や文化を捉え直し、調査することができる。 | 課題テーマに基づき、人々の生活や文化を捉え直し、調査することができない。 |
評価項目2 | 調査や発表の内容を精緻にまとめ、他者に強く訴える文章を書くことができる。 | 調査や発表の内容を的確にまとめ、わかりやすく書くことができる。 | 調査や発表の内容を的確にまとめ、わかりやすく書くことができない。 |
評価項目3 | 異分野の人と協力しながら、問題解決に向けた発表を行い、実践的な活動につなげることができる。 | 異分野の人と協力しながら、問題解決に向けた発表を行うことができる。 | 異分野の人と協力しながら、問題解決に向けた発表を行うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
専攻科課程 A-1
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専攻科課程 C-1
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専攻科課程 D-3
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JABEE A-1
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JABEE C-1
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JABEE D-3
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教育方法等
概要:
本授業では、あえて学生の皆さんにはあまり馴染みがない(かもしれない)日本の近代文学作品を扱い、文学理論や文献調査の基礎的な方法を、作業や調査、グループディスカッションを通じて習得することを目指す。明治・大正・昭和初期の古い作品ばかり扱うが、読むための姿勢や分析するためのスキルを身に着けていくので、安心して学び楽しんでほしい。
授業の進め方・方法:
①基本は、スライドを使って授業を行う。
②授業のなかで課題を提示し、調査を踏まえ小レポートを書いてもらう。
③小レポートをもとにグループごとに議論と調査を深めていく。
④議論と調査に基づいて発表を行い、レポートにまとめる。試験は実施せず、発表については相互評価を行う予定。
⑤扱う小説は多岐にわたるため「授業計画」に示していないが、参考として青空文庫(インターネット上の無料電子図書館)で読める作品を載せておく。授業内で全作品の全文を共に読むことはできないので、余裕のある人は事前にふれておくことをおすすめする。作品の並びは、授業で扱う順番を意識したがあまり気にしなくてもよい。
■徳田秋声『縮図』/夢野久作『瓶詰地獄』/田山花袋『少女病』『蒲団』/田村俊子『女作家』/宮沢賢治『革トランク』『春と修羅』中でも「小岩井農場」
注意点:
①専攻分野に固執することなく、社会的な観点から様々なものの見方や考え方に興味・関心を持つことが大切である。
②調査・発表では、伝え方を工夫し、独自の視点から新しい発見と具体的な提案を目指してほしい。
③授業90分に対して180分以上の時間をかけてグループで調査や討議を重ね、プレゼン等の準備を行うこと。
④授業内容や方法は、新型コロナウィルス感染の拡大など社会情勢の変化によって変更する可能性もあるが、その都度お知らせをする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 〈テクストを読む〉とは |
授業の進め方、レポートの取り組み方等を把握・理解する。 文学研究として〈テクストを読む〉とはどういうことか理解する。
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2週 |
小説① グループによる議論① |
テクストを〈読む〉過程で形成される解釈を体験する。 ディスカッションの方法を学ぶ。
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3週 |
小説① グループによる議論② |
テクストの〈余白〉とは、タイトルは何を意味するか考える。 ディスカッションの方法を学ぶ。
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4週 |
小説② |
文学理論の基礎〈事実と虚構〉を理解する。 私小説とは。
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5週 |
小説② |
文学理論の基礎〈歴史のコンテクスト〉を理解する。 メディアと文学の関りとは。
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6週 |
小説③ |
文学理論の基礎〈語り手〉〈作者〉〈語り〉を理解する。 どのように語られているか、作品・作者の位置づけとは。
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7週 |
小説③ |
文学理論の基礎〈語り手〉〈作者〉〈語り〉を理解する。 どのように語られているか、作品・作者の位置づけとは。
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8週 |
小説④ |
文学理論の基礎〈活字〉〈挿絵〉を理解する。 本文以外から読み取れるものとは。
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4thQ |
9週 |
小説④ |
文学理論の基礎〈活字〉〈挿絵〉を理解する。 本文以外から読み取れるものとは。
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10週 |
文献調査の方法 グループによる調査と議論 |
文献調査の方法を学ぶ。 与えられた課題に沿って、情報を整理し、ディスカッションの方法を学ぶ。
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11週 |
グループ発表 |
グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
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12週 |
グループ発表 |
グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
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13週 |
グループ発表 |
グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
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14週 |
グループ発表 |
グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
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15週 |
発表の総括 |
各グループの発表内容を振り返り、包括的な問題点を把握する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 20 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 20 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |