到達目標
1.基本的な文学理論を習得し、文学作品を多角的に捉える力を見に付ける。
2.資料を活用しながら、文学作品の奥深さを追究し、そこから見える文化を、自らの力で発見することができる。
3.調査・発表を通じて人々の生活や文化を多角的に捉え直し、自らの考えを深めてわかりやすく伝えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 課題テーマに基づき、人々の生活や文化を多角的に捉え直し、独自の観点で調査することができる。 | 課題テーマに基づき、人々の生活や文化を捉え直し、調査することができる。 | 課題テーマに基づき、人々の生活や文化を捉え直し、調査することができない。 |
評価項目2 | 調査や発表の内容を精緻にまとめ、他者に強く訴える文章を書くことができる。 | 調査や発表の内容を的確にまとめ、わかりやすく書くことができる。 | 調査や発表の内容を的確にまとめ、わかりやすく書くことができない。 |
評価項目3 | 異分野の人と協力しながら、問題解決に向けた発表を行い、実践的な活動につなげることができる。 | 異分野の人と協力しながら、問題解決に向けた発表を行うことができる。 | 異分野の人と協力しながら、問題解決に向けた発表を行うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
調査やグループディスカッションを通じ、地域や社会が抱える諸問題について、解決に向けた具体的な提案をすることを目標とする。
そして可能であれば、実践的な活動にも挑戦したい。
授業の進め方・方法:
①基本は、プリントやプロジェクター等を使って授業を行う。
②授業のなかで課題を提示し、調査を踏まえ小レポートを書いてもらう。
③小レポートをもとにグループごとに議論と調査を深めていく。
④議論と調査に基づいて発表を行い、レポートにまとめる。
※なお試験は実施せず、発表については相互評価を行う予定である。
注意点:
①専攻分野のみに固執することなく、社会的な観点から様々なものの見方や考え方に興味・関心を持つことが大切である。
②調査・発表では、伝え方を工夫し、独自の視点から新しい発見と具体的な提案を目指してほしい。
③授業90分に対して180分以上の時間をかけてグループで調査や討議を重ね、プレゼン等の準備を行うこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の進め方、レポートの取り組み方等を把握・理解する。
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2週 |
作者は神様ではありません!? 志賀直哉「小僧の神様」 |
言葉と意味の間にある断層を意識しながら、「<作者>&<読者>とは何か?」について理解する。
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3週 |
都市が生む欲望とは? 田山花袋「少女病」 |
「郊外の誕生」および「文学と都市空間」について理解する。
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4週 |
言葉で女装できますか? 太宰治「千代女」 |
<語り>に注目をしながら、言葉による性差の構築を理解する。
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5週 |
グループによる調査と議論 |
情報を整理し、ディスカッションの方法を学ぶ。
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6週 |
グループ発表① |
グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
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7週 |
グループ発表② |
グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
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8週 |
映画鑑賞 |
対象作家原作の映画を鑑賞し、そのテーマについて自分の意見をまとめる。
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4thQ |
9週 |
自筆原稿に挑む!① 樋口一葉「たけくらべ」 |
自筆原稿を、自身の力で活字に組み直しながら、作品の内容理解を深める。
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10週 |
自筆原稿に挑む!➁ 樋口一葉「たけくらべ」 |
自筆原稿を、自身の力で活字に組み直しながら、作品の内容理解を深める。
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11週 |
読者は何を読んでいる? 谷崎潤一郎「蓼喰ふ虫」 |
小説における挿絵の意義を追究しながら、挿絵をどう読むか?自分なりの考えを養う。
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12週 |
グループによる調査と議論 |
情報を整理し、ディスカッションの方法を学ぶ。
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13週 |
グループ発表③ |
グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
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14週 |
グループ発表④ |
グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
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15週 |
総括 |
各グループの発表内容を振り返り、包括的な問題点を把握する。
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16週 |
レポート返却 |
レポート評価に関するポイントを確認する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 20 | 40 | 0 | 0 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 20 | 40 | 0 | 0 | 40 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |