現代文明

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 現代文明
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御・情報システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書なし
担当教員 武長 玄次郎

到達目標

現代社会の抱える問題点について主体的に考え、また一見現代とは無関係な広大の社会や宗教について現代との関わりという観点から認識を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代文明が抱える様々な問題点を理解し、解決策について展望できる現代文明の問題点を認識できる現代文明の問題について理解できない
評価項目2現代文明の歴史的背景について認識し、説明できる現代文明の歴史的背景を一定程度理解できる現代文明の歴史的背景を理解できない
評価項目3現代文明を政治・経済・科学技術など様々な観点から評価することができる現代文明の多面性を一定程度理解できる現代文明の評価が十分にできない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代文明の成り立ちとその歴史的拝見について常に考え、一見無関係なところから現代人が抱える問題点の解決策を探っていく
授業の進め方・方法:
講義形式を主とし、適宜映像教材を用いる
注意点:
授業90分に対して、配布資料や紹介する教材を用いて180分以上の予習と復習を実施すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 民主主義 民主主義の成果と問題点を、主に先進国の現状から理解できる
2週 独裁主義 独裁政治の問題点を、過去の事例から理解できる
3週 明治日本における民主主義の萌芽 明治期日本に民主主義の芽が育たなかった理由を理解できる
4週 戦争と虐殺 現代における戦争や虐殺を歴史的観点から理解できる
5週 民主主義と商業主義 民主主義と商業主義の結合をアメリカの事例で理解できる
6週 技術は人を救うか 技術者が人々に幸福をもたらす可能性を実例から理解できる
7週 世界の覇権をめぐって 世界の覇権争いの実情を理解できる
8週 文化相対主義 世界各国の文化を尊重する思想を理解できる
2ndQ
9週 ギリシア文明の成立 世界の民主主義の源流といえるギリシア文明を理解できる
10週 ローマ帝国の光と影 ローマ帝国がもたらした繁栄と悲惨な破壊を理解できる
11週 エジプト文明 エジプト文明の成果と限界を理解できる
12週 中国の成立 アジアの巨人、中国の誕生の背景を理解できる
13週 インドと仏教 インド文明と仏教成立について理解できる
14週 キリスト教の誕生 世界最大の宗教の成立事情を理解できる
15週 イスラム教の成立 イスラム教とイスラム文化について理解できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。3
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。3
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。3
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。3
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3
公民哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。3
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。3
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。3
民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。3
資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。3
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。3
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。3
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。3
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。3
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力05000050
専門的能力020 00020
分野横断的能力030000030