技術論

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 技術論
科目番号 0046 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 制御・情報システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 栗本 育三郎,鈴木 聡,上村 繁樹

到達目標

・技術史についてその概要を理解し説明することができる。
・技術開発や研究成果の権利化、知的財産権ついて修得する。
・身近な環境問題についての認識を深め、科学的に環境を見る眼を修得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術史についてその概要を理解し人に説明することができる。技術史についてその概要を理解しある程度説明することができる。技術史についてその概要を理解し説明することができない。
評価項目2技術開発や研究成果の権利化、知的財産権ついて修得できる。技術開発や研究成果の権利化、知的財産権ついてある程度修得できる。技術開発や研究成果の権利化、知的財産権ついて修得できない。
評価項目3身近な環境問題についての認識を深め、科学的に環境を見る眼を修得できる。身近な環境問題についての認識を深め、科学的に環境を見る眼をある程度修得できる。身近な環境問題についての認識を深め、科学的に環境を見る眼を修得できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
我が国における近代工業教育の発生過程を振返り、技術と人のかかわり、発明と技術、知的所有権、失敗から学ぶ事例などを考察する。
授業の進め方・方法:
・技術論のガイダンス、各テーマの説明
・技術とは何か、どのように歴史的に形成されたか
・発明と技術・知識の資産化について
・科学技術の安全性について考える
・座談会とアンケート
の講義と演習を実施する。
注意点:
・技術とは何か、モノ作りとは何か、技術と人間社会との係わり合いの視点から考察することを勧める。
・科学技術が人間の生活を快適にすると共に、その負の側面にも目を向けて科学技術を洞察すること勧める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、ビデオ観賞 明治,工部大学校 ガイダンスを理解できる。工業立国のスタートを理解できる。
2週 ものづくりの形成とその歴史 1 ものづくりの形成とその歴史 1が理解できる。
3週 ものづくりの形成とその歴史 2 ものづくりの形成とその歴史 2が理解できる。幕末から明治にかけて言志録の果たした役割を理解できる。
4週 ものづくりの形成とその歴史 3 ものづくりの形成とその歴史 3を理解し、工部大学校の設立経緯と発展が説明できる。
5週 ものづくりの形成とその歴史 4 ものづくりの形成とその歴史 4を理解し、全体の要旨をまとめることができる。
6週 技術の発明と知的所有権1 技術の発明と知的所有権1が理解できる。
7週 技術の発明と知的所有権2 技術の発明と知的所有権2が理解できる。
8週 技術の発明と知的所有権3 技術の発明と知的所有権3が理解できる。
2ndQ
9週 技術の発明と知的所有権4 技術の発明と知的所有権4が理解できる。
10週 技術の発明と知的所有権5 技術の発明と知的所有権5が理解できる。
11週 現在の社会問題を考察する1 現在の社会問題を考察するできる。
12週 現在の社会問題を考察する2 現在の社会問題を考察するできる。
13週 現在の社会問題を考察する3 現在の社会問題を考察するできる。
14週 現在の社会問題を考察する4 現在の社会問題を考察するできる。
15週 現在の社会問題を考察する5 現在の社会問題を考察するでき、レポートにまとめることができる。
16週 アンケート 全体の内容を振返り、自分の意見をまとめることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3前6
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3前7,前8,前9,前10
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3前14
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3前15
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。3前1
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。3前2,前3,前4,前5,前16
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。3
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力現実を踏まえ、公衆の健康・安全や文化・社会・環境に配慮すべきことが理解できる。さらに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程の設計に取り組むことができる。3前11
現実を踏まえ、公衆の健康・安全への配慮、文化的・社会的・環境的な観点に配慮をしつつ、既存の枠にとらわれずに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程を設計することができる。3前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000100100
基礎的能力100000010
専門的能力100000010
分野横断的能力7000010080