到達目標
モデリングの概念を説明でき,数理が重要であることを理解できる.
VRにおけるモデリングの重要性を捉え,視覚・聴覚・触覚におけるモデルを理解する.
代表的なVRモデリングソフトウェアを扱い,VRモデル空間を構築できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | モデリングの概念を説明でき,数理が重要であることを理解できる. | モデリングの概念を理解し,数理が扱われていることが理解できる. | モデリングが理解できない. |
評価項目2 | VRにおけるモデリングの重要性を捉え,視覚・聴覚・触覚における数理モデルを理解する. | 視覚・聴覚・触覚におけるモデル化が理解できる. | 視覚・聴覚・触覚におけるモデリングが理解できない. |
評価項目3 | 代表的なVRモデリングソフトウェアを扱い,VRモデル空間を設計し,構築できる. | 与えられた課題において,VRモデル空間を構築できる. | VRモデル空間が構築できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科で学んできた知識を総動員して,モデルという概念について深く考察することが目的である.
本授業では,VRをアプリケーションとして捉え,視覚・聴覚・触覚のモデル化を学習する.
今のVR研究事例にも触れ,何が重要で何が必要とされているのかを模索する.
授業の進め方・方法:
スライドを用いた座学が中心で,途中でVRモデリングソフトウェアによるプログラミング演習も行う.
特に研究と密接に関係する項目が多いため,VRに関する基礎的な書物に目を通しておくとよい.
注意点:
現実世界における様々な事象を解析するためにモデリングは必須であるため,身近な事象への適用と評価の意識を持って講義に臨むこと.
演習は自ら積極的に解決するように心がけることを勧める.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス,数理モデルの概要 |
学習方法を理解する
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2週 |
モデルと数理モデルの概要
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モデルという概念と数理の必要性,それらの関連性を理解する
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3週 |
モデルの分類とシミュレーション |
モデルの詳細を理解し,対応するシミュレーション手法を理解する
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4週 |
視覚のモデリング1(基本機能) |
視覚の基本機能について理解する
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5週 |
視覚のモデリング2(受容野とモデリング) |
受容野について理解し,モデリングする方法を学習する
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6週 |
VR環境構築演習1(OpenGLによるプログラミング) |
OpenGLのプログラミングについて概略を理解する
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7週 |
VR環境構築演習2(OpenGLによるプログラミング) |
OpenGLでの立体空間の構築手法を理解する
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
視覚のモデリング3(立体視) |
立体視について機能とモデル化の方法を実例を交えて理解する
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10週 |
聴覚のモデリング(基本機能) |
聴覚の機能とモデル化の方法を理解する
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11週 |
VR環境構築演習3(OpenGLによる空間構築) |
自分で数理モデルを含むVR空間を構築する
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12週 |
触覚のモデリング(筋骨格と触覚受容器) |
触覚の基本機能と受容器のモデリングについて理解する
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13週 |
体性感覚のモデリング(運動学と空間表現) |
体性感覚のモデリングとして,運動学を中心とした空間表現手法を理解する
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14週 |
後期全体の総まとめ |
後期に学習した項目を復習し,理解を深める
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15週 |
後期期末試験 |
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16週 |
後期期末試験の答案返却・解説 |
解説を聞いて,自分の苦手箇所を理解する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 60 |
分野横断的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 40 |