到達目標
日本や世界における治水や利水にまつわる歴史や文化,地理的特徴について理解する
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
治水・利水技術 | 治水・利水技術を理解できる | 治水・利水技術を概ね理解できる | 治水・利水技術を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
専攻科課程 B-2 専門分野の知識と能力
JABEE B-2 専門分野の知識と能力
教育方法等
概要:
かつて四大文明は河川のもとで誕生しました。我が国の戦国時代では「川を治めるものは国を治める」といわれていました。河川や海岸域と我々の暮らしは密接な関係があり,また,それぞれの時代で人と河川・海岸域との関わり方も変化してきました。過去の歴史を学び,今後の我々と河川・海岸域との関わりはどうあるべきかを土木的視点で考えます。
授業の進め方・方法:
・レポート課題(50%)と発表(50%)で評価する。
・授業時間90分に対して参考図書等を活用して180分以上の自学自習を行うこと。
注意点:
・発表会開催が難しい場合はレポート課題に切り替える場合があります。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 千葉県の治水・利水技術と歴史①(上総掘り,藤原式水車,二五穴,川廻し) |
講義の説明と図書の紹介 千葉県の治水・利水史を理解(MCC)
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2週 |
千葉県の治水・利水技術と歴史②(椿海) |
千葉県の治水・利水史を理解(MCC)
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3週 |
千葉県の治水・利水技術と歴史③(利根川東遷事業) |
千葉県の治水・利水史を理解(MCC)
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4週 |
日本の近代土木を築いた人びと(井上勝,田辺朔郎,古市公威,沖野忠輝,廣井勇) |
河川・海岸域における治水・利水技術を理解(MCC)
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5週 |
民衆のために生きた土木技術者たち(青山士,宮本武之輔,八田與一)
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河川・海岸域における治水・利水技術を理解(MCC)
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6週 |
高度成長期を支えた土木技術者たち①(黒四ダム他) |
河川・海岸域における治水・利水技術を理解(MCC)
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7週 |
高度成長期を支えた土木技術者たち②(黒四ダム他) |
河川・海岸域における治水・利水技術を理解(MCC)
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8週 |
レポート作成 |
レポート課題を提示(身近な治水・利水事業として千葉県内または関東地方の治水・利水事業をまとめる)
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4thQ |
9週 |
レポート作成・提出 |
レポート課題(身近な治水・利水事業として千葉県内または関東地方の治水・利水事業をまとめる)
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10週 |
世界で活躍する日本人土木技術者たち①(中村哲(アフガニスタン),五洋建設(スエズ運河)) |
河川・海岸域における治水・利水技術を理解(MCC)
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11週 |
世界で活躍する日本人土木技術者たち②(中村哲(アフガニスタン),五洋建設(スエズ運河)) |
河川・海岸域における治水・利水技術を理解(MCC)
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12週 |
世界で活躍する日本人土木技術者たち③(中村哲(アフガニスタン),五洋建設(スエズ運河)) |
河川・海岸域における治水・利水技術を理解(MCC)
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13週 |
発表会① |
日本人技術者が海外で携わっった治水・利水事業に関して,事業の概要,技術者の活躍をまとめ発表
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14週 |
発表会② |
日本人技術者が海外で携わっった治水・利水事業に関して,事業の概要,技術者の活躍をまとめ発表
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15週 |
発表会② |
日本人技術者が海外で携わっった治水・利水事業に関して,事業の概要,技術者の活躍をまとめ発表
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16週 |
まとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 水理 | 河川の分類と流域について、説明できる。 | 3 | 後2 |
水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について、説明できる。 | 2 | 後5,後6,後7 |
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。 | 2 | 後5 |
河道およびダムによる洪水対策を説明できる。 | 3 | 後6,後7 |
都市型水害と内水処理の対策について、説明できる。 | 3 | 後6,後7 |
日本の水資源の現況について、説明できる。 | 3 | 後5,後6 |
河川堤防・護岸・水制の役割について、説明できる。 | 3 | 後3,後9 |
計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 4 | 後9 |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 4 | |
風景、景観と景観要素について、説明できる。 | 4 | |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 4 | 後10,後11 |
評価割合
| レポート | 発表 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 20 | 40 |
専門的能力 | 20 | 20 | 40 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 20 |