環境情報・保全工学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 環境情報・保全工学
科目番号 0022 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境建設工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に定めない.必要に応じて資料を配布する.
担当教員 石川 雅朗

到達目標

1.文献抄録の作成方法を学び,その必要性を理解する.
2.応答スペクトル解析,非線形力学の基本的な知識を理解して,それらを研究に活用することができようにする.
3.自律分散系,個体ベースモデル,各種生態系モデリング,魚道設計方法の基本的な知識を理解して,具体的な環境保全について考察することができようにする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文献抄録の作成方法を学び,その必要性を理解できる.文献抄録の作成方法を学び,その必要性を概ね理解できる.文献抄録の作成方法を学び,その必要性を理解できない.
評価項目2応答スペクトル解析,非線形力学の基本的な知識を理解して,それらを研究に活用することができる.応答スペクトル解析,非線形力学の基本的な知識を理解して,それらを研究に活用することが概ねできる.応答スペクトル解析,非線形力学の基本的な知識を理解して,それらを研究に活用することができない.
評価項目3自律分散系,個体ベースモデル,各種生態系モデリング,魚道設計方法の基本的な知識を理解して,具体的な環境保全について考察することができる.自律分散系,個体ベースモデル,各種生態系モデリング,魚道設計方法の基本的な知識を理解して,具体的な環境保全について考察することが概ねできる.自律分散系,個体ベースモデル,各種生態系モデリング,魚道設計方法の基本的な知識を理解して,具体的な環境保全について考察することができない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
本講義は数学,物理学,水理学Ⅰ・Ⅱ,生態環境工学の知識をもとに,文献抄録の作成方法を学び,その必要性を理解します.応答スペクトル解析,非線形力学の基本的な知識を理解して,それらを研究に活用することができようにします.自律分散系,個体ベースモデル,各種生態系モデリング,魚道設計方法の基本的な知識を理解して,具体的な環境保全について考察することができようにします.
授業の進め方・方法:
基本となる資料をプロジェクターで呈示して解説を行い授業を進めます.適宜,板書も併用して解説を行います.資料は学内ネット他で提供します.
注意点:
講義範囲は複数の学問分野にわたる学際的なものとなる.講義において参考書,文献等の紹介を行うので,興味を持った部分については参考書等を活用して受講生自らが理論や知識の理解を深めること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 履修方法について 講義内容,資料等の入手方法,レポート提出方法.
2週 文献抄録の作成方法とその活用 オンラインジャーナルの利用方法とQRefによる文献抄録データベースの作成とその活用方法について学ぶ.
3週 プログラミング技法と統合開発環境(1) モデリングに必要となるプログラミング技法の概説を論じ,最新の開発環境の紹介を行う.
4週 プログラミング技法と統合開発環境(2) モデリングに必要となるプログラミング技法の概説を論じ,最新の開発環境の紹介を行う.
5週 スペクトル解析とその応用(1)

応答スペクトル解析の意味するところを知り,生態系モデリング等への,その具体的な応用方法について学ぶ.
6週 スペクトル解析とその応用(2)

応答スペクトル解析の意味するところを知り,生態系モデリング等への,その具体的な応用方法について学ぶ.
7週 非線形力学概論(1) 非線形時系列データの解析方法について学ぶ.
8週 後期中間試験. 実施しない.課題レポートによって評価する.
4thQ
9週 非線形力学概論(2) 非線形時系列データの解析方法について学ぶ.
10週 自律分散系と個体ベースモデル(1) 自律分散系を適用した生態系モデリングについて学ぶ
11週 自律分散系と個体ベースモデル(2) 自律分散系を適用した生態系モデリングについて学ぶ
12週 生態系モデリングと環境保全(1) いくつかの事例をもとに,生態系モデリング手法の環境保全への具体的な適用方法について学ぶ.
13週 生態系モデリングと環境保全(2) いくつかの事例をもとに,生態系モデリング手法の環境保全への具体的な適用方法について学ぶ.
14週 魚道設計方法概説 魚道の設計方法の基本的な考え方を学ぶ.
15週 達成度自己評価 学生が自分自身で本教科の達成度を評価する.
16週 後期定期試験 実施しない.課題レポートによって評価する.

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他レポート合計
総合評価割合000000100100
基礎的能力0000005050
専門的能力0000004040
分野横断的能力0000001010