人間と文化

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 人間と文化
科目番号 0048 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境建設工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし(必要に応じて、随時プリントを配布する。)
担当教員 加藤 達彦

到達目標

1.異分野の人ともコミュニケーションをはかりながら、問題解決に向けた調査・発表を行うことができる。
2.調査・発表を通じて人々の生活や文化を多角的に捉え直し、自らの考えを深めてわかりやすく伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題テーマに基づき、人々の生活や文化を多角的に捉え直し、独自の観点で調査することができる。課題テーマに基づき、人々の生活や文化を捉え直し、調査することができる。課題テーマに基づき、人々の生活や文化を捉え直し、調査することができない。
評価項目2調査や発表の内容を精緻にまとめ、他者に強く訴える文章を書くことができる。調査や発表の内容を的確にまとめ、わかりやすく書くことができる。調査や発表の内容を的確にまとめ、わかりやすく書くことができない。
評価項目3異分野の人と協力しながら、問題解決に向けた発表を行い、実践的な活動につなげることができる。異分野の人と協力しながら、問題解決に向けた発表を行うことができる。異分野の人と協力しながら、問題解決に向けた発表を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
調査やグループディスカッションを通じ、地域や社会が抱える諸問題について、解決に向けた具体的な提案をすることを目標とする。
そして可能であれば、実践的な活動にも挑戦したい。
授業の進め方・方法:
①前半はプリント等を使って授業を行う。
②授業のなかで課題を提示し、調査を踏まえ小レポートを書いてもらう。
③小レポートをもとにグループごとに議論と調査を深めていく。
④議論と調査に基づいて発表を行い、レポートにまとめる。
※なお試験は実施せず、発表については相互評価を行う予定である。
注意点:
①専攻分野のみに固執することなく、社会的な観点から様々なものの見方・考え方に興味・関心を持つことが大切である。
②調査・発表では、伝え方を工夫し、独自の視点から新しい発見と具体的な提案を目指してほしい。
③授業90分に対して180分以上の時間をかけてグループで調査や討議を重ね、プレゼン等の準備を行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の進め方、レポートの取り組み方等を把握・理解する。
2週 発想力を養う 様々なテクストの読解を通じて、発想法について理解する。
3週 連想力を養う ゲームを通じて連想の方法を理解する。
4週 (1)東京タワーの詩学 東京タワーについて、様々な視点から調査し、情報を整理する。
5週 (2)東京タワーの詩学 情報のまとめ方・深め方を学ぶ。
6週 (1)グループによる調査と議論 情報を整理し、ディスカッションの方法を学ぶ。
7週 (2)グループによる調査と議論 情報を整理し、ディスカッションの方法を学ぶ。
8週 (3)グループによる調査と議論 情報を整理し、ディスカッションの方法を学ぶ。
4thQ
9週 (1)グループ発表 グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
10週 (2)グループ発表 グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
11週 (3)グループ発表 グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
12週 (4)グループ発表 グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
13週 (5)グループ発表 グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
14週 (6)グループ発表 グループによる発表と討論を行い、相互評価を通じて各テーマの基本情報を理解する。
15週 総括 各グループの発表内容を振り返り、包括的な問題点を把握する。
16週 レポート返却 レポート評価に関するポイントを確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合02000080100
基礎的能力02000080100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000