この講義(Ⅱ)では,Ⅰで設定した「到達目標」を発展させていく.その内容は以下の通り.科学および技術に関するテーマを扱うことを通して「社会事象の歴史的な⾒⽅・考え⽅」を⾝につける。「社会事象の歴史的な⾒⽅・考え⽅」とは、社会事象を捉える際に働かせる,①時系列に関わる視点(時代・年代など),②諸事象の推移に関わる視点(展開・変化・継続など),③諸事象の⽐較に関わる視点(類似・差異など),④事象相互のつながりに関わる視点(背景・原因・結果・影響・関係性・相互作⽤など),⑤現在とのつながり,などの視点である.汎用的四技能(課題設定・習得収集・分析・発表)の到達目標としては、習得収集と分析の力を養う。特に歴史的事実を時代区分すること(分類作業)、および歴史的事実の背後にある背景要因を見つけ出すこと(精査作業)を目標とする。
概要:
半期科目(この科目はⅡであり、Ⅰの内容および方法を踏まえている).Ⅱでは,主に「近現代,現代社会における科学・技術」を理解するための基礎的な学習を行う.この科目「科学技術から見る歴史」は,同一のシラバスを⽤いるが,クラスごとに異なる教員が担当する予定である.そのため,この科目の目的および到達目標に至るプロセスは,教員ごとに,異なる事例(西欧科学,アジア科学など),異なる授業形式(座学,グループワークなど)を利⽤する場合がある.担当教員による具体的な授業内容や毎回の授業の進め⽅の詳細は,このシラバスには示していない.
主に「社会の中の科学,技術」を理解するための基礎的な学習を行う.
この期で扱う主な学習内容:(古代から中世)
具体的には,古代社会から中世社会の科学および技術を扱い,①人類進化と技術との関わり,②技術がその時代の社会制度にもたらした役割,③科学や技術がその時代の社会制度から受けた影響などを分析してゆく.
授業の進め方・方法:
授業の中心は、講義形式となる.配布するプリント資料などを⽤いながら,講義を進めて行く.必要に応じて画像資料や映像資料なども活⽤する。授業中は,黒板に書かれた事項をノートに取るだけではなく,講義で話したことも率先してノートのメモを取るなどの工夫が必要である.また,授業中には⼩レポートを作成して提出することや,グループワークなどの調査・発表を部分的に採り入れる場合もある.⼩レポートやグループワークの場合は,当該授業で扱った内容やそれに派生したテーマとなる.また,授業冒頭では,前回の授業の振り返りを行うなど,学習した内容,授業中に気づいたことなどを明確化する工夫も採り入れる予定である.料や映像資料なども活⽤する。授業中は,黒板に書かれた事項をノートに取るだけではなく,講義で話したことも率先
してノートのメモを取るなどの工夫が必要である.
授業中には⼩レポートを作成し,提出してもらう場合がある.⼩レポートの事例としては,当該授業で扱った内容に
対する⼩テストであったり,授業中“気づき”,あるいは,質問事項などをを記載することなどである.翌週の授業冒頭で
は,前回の授業での振り返りを行うなど,⼩テストの答え,「気づき」の内容,あるいは質問事項についての解説など
を行う.
注意点:
利用する「教科書」は、配布プリント(ワークブック形式).これを、講義に加え、補助教材として購入してある『詳説世界史B』などを利用して、完成させることが必要である.授業内容を理解するいは、ノートを取ることと連動させて、補助教材を予習用テキストとして利用し、配布プリントを復習用に利用することが大切である.
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後11,後12 |
| 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後11,後12 |
| 帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
| 第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
| 現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 後5,後6,後7 |
| 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 3 | 後5,後6,後7,後11,後12,後13,後14 |
| 社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 3 | 後5,後6,後7,後11,後12,後13,後14 |
| 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14 |
| 環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14 |
| 国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | 後9,後11,後12,後13,後14 |
| 技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 3 | 後5,後6,後7,後9,後11,後12,後13,後14 |
| 科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
| 科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
| 全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | 後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
| 技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 3 | 後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |