【教養選択Ⅱ】(SDGs入門)オンデマンド用

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 【教養選択Ⅱ】(SDGs入門)オンデマンド用
科目番号 00870 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考図書 蟹江憲史 (著)『SDGs(持続可能な開発目標)』(中公新書)、南博 (著), 稲場雅紀 (著)
『SDGs――危機の時代の羅針盤 』(岩波新書)
担当教員 鈴木 慎也

到達目標

2015年9月に開催された国連サミットにおいて加盟国の全会一致で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択された。その中核となっているのが17の世界的目標、169の達成基準、232の指標からなる「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」である。SDGsは2030年を達成期限とし、「人間の安全保障」の理念が反映された「誰一人取り残さない(leave no one behind)」社会の実現を目指すものである。本授業では、このSDGsの基本理念や歴史的背景について、講義を通じて学ぶとともに、SDGsの諸課題解決に向けた企業や非営利団体の取組みを紹介する動画の作成と共有を通じて、SDGsへの理解を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安到達レベルの最低限の目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1SDGs採択の歴史的背景を十分に理解し,MDGsとの関連性についても理解できる。SDGs採択の歴史的背景を理解できている。SDGsが採択された背景を理解できている。SDGsが採択された背景を理解できていない。
評価項目2SDGsの17目標と169ターゲットの関係を理解し、他者に分かりやすく説明することができる。SDGsの17目標と169ターゲットの関係性を理解できている。SDGsの17目標を理解できている。SDGsの17目標を理解できていない。
評価項目3課題解決に向けた国や企業、個人などの取組み事例を複数取り上げ、比較考察しながら他者に分かりやすく説明することができる。課題解決に向けた国や企業、個人などの取組み事例を他者に分かりやすく説明することができる。課題解決に向けた国や企業、個人などの取組み事例を他者に紹介することができる。課題解決に向けた国や企業、個人などの取組み事例を紹介することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
2015年9月に開催された国連サミットにおいて加盟国の全会一致で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択された。その中核となっているのが17の世界的目標、169の達成基準、232の指標からなる「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」である。SDGsは2030年を達成期限とし、「人間の安全保障」の理念が反映された「誰一人取り残さない(leave no one behind)」社会の実現を目指すものである。本授業では、このSDGsの基本理念や歴史的背景について、講義を通じて学ぶとともに、SDGsの諸課題解決に向けた取組みを紹介する動画を受講生が作成し、共有することでSDGsに対する理解を深めていく。
授業の進め方・方法:
本科目は講義動画を視聴し、講義動画を通して考えたこと、気づいたことなど感想(400字以上)を毎回Formsで提出する。また、企業のCSR活動報告書を基に、SDGsの諸課題解決に向けた取組みを紹介する動画の作成を課題として課す。提出された動画については、一定期間、受講生間で共有し、他の受講生が作成した動画を視聴し、Formsを使って相互評価する。
注意点:
各講義動画視聴後に提出する、講義感想を記入したFormsの提出状況及び内容、作成した動画が評価対象となります。動画をアップロード・ダウンロードすることがありますので、安定した通信環境で受講するようにして下さい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

課題(動画)課題(レポート)ポートフォリオ合計
総合評価割合303040100
基礎的能力303040100
専門的能力0000
分野横断的能力0000