異文化理解

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 異文化理解
科目番号 00950 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 適宜、プリントを配布
担当教員 渡邉 美希,舩戸 美智子

到達目標

①日本の社会で生活するうえで、必要となる礼儀作法やマナーを身につけることで、日本の文化に対する理解を深める。
② 日本の社会で生活するうえで、必要となる言語表現やふるまい等を知ることで、日本社会に対する理解を深める。
③日本だけではなく、他の留学生の母国の文化や慣習についても理解を深めることで、他者理解の重要性に気付く。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1礼儀作法やマナーを理解し、実際に立ち振る舞うことができる。礼儀作法やマナーを理解することができた。礼儀作法やマナーに対する理解が不十分である。
評価項目2適切な言語表現やふるまいを理解し、実際に立ち振る舞うことができた。適切な言語表現やふるまいを理解することができた。適切な言語表やふるまいを理解していない。
評価項目3母国以外の国や地域の文化・慣習に興味を持つとともに、異文化に対し理解を深めることができた。母国以外の国や地域の文化・慣習に興味を持つことができた。母国以外の国や地域の文化・慣習に興味を持つことができなかった。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・日本における礼儀作法やマナーを理解し、しっかりと立ち振る舞うことができるようになることによって、これから社会人となる自覚を養う。
・適切な場面において適切な言語使用やふるまいをする方法を学び、それを実行できるようにする。
・異質なものを簡単に排除したり、拒絶するのではなく、理解し、尊重しようとする国際人として必要な資質を身につける。
授業の進め方・方法:
・日本社会における礼儀作法やマナーについてまとめられたプリントを参考にしながら、実際の場面を想定したロールプレイングを行い、理解を深めていく。また、日本社会の慣行等に関して、受講者が調査し、発表する。また、母国の文化や慣習について日本語で文章を作成し、それを発表しあう。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 日本語で正しく自己紹介をすることができる。
2週 川上弘美『神様』ガイダンス 『神様』を読むにあたり、川上弘美の作家としての活動を把握する。
3週 川上弘美『神様』① 『神様』を読む上で、東日本大震災に関わる新聞記事を読み、内容を理解することができる。
4週 川上弘美『神様』② 『神様』を読む上で、福島第一原発事故に関わる新聞記事を読み、内容を理解することができる。
5週 川上弘美『神様』③ 『神様』前半を正しく読み、内容を理解することができる。
6週 川上弘美『神様』④ 『神様』後半を正しく読み、内容を理解することができる。
7週 川上弘美『神様』⑤ 『神様2011』前半を正しく読み、内容を理解することができる。
8週 川上弘美『神様2011』① 『神様2011』後半を正しく読み、内容を理解することができる。
2ndQ
9週 ディスカッション① 『神様』と『神様2011』で異なる点について話し合い、相互の理解を深めることができる。
10週 レポートの作成、提出 川上弘美『神様』『神様2011』を東日本大震災、福島第一原発事故を踏まえて読解し、内容について今一度確認した上で課題に答える。
11週 レポートの返却、解説 返却されたレポートを読み、解説を聞くことで自らの達成度を確認する。
12週 本の推薦文を書く① ガイダンス。
選書の方法について理解できる。
13週 本の推薦文を書く② 選んだ本のあらすじを日本語で簡潔に書くことができる。
14週 本の推薦文を書く③ 選んだ本のどこが好きなのかを日本語で簡潔に説明できる。
15週 発表① それぞれが選んだ本について、発表することができる。
また、相手の発表を評価することができる。
16週 まとめ 半期で学んだ内容をまとめ、日本の文学に対する理解の深まりを確認する。
後期
3rdQ
1週 イントロダクション 授業の進め方、評価方法等について理解する。
2週 自文化と異文化、多文化共生1 日本社会や文化について講師からの説明を受け、適切に理解し質問等をすることができる。
3週 自文化と異文化、多文化共生2 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明できる。
4週 自文化と異文化、多文化共生3 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明できる。
5週 自文化と異文化、多文化共生4 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明できる。
6週 自文化と異文化、多文化共生5 日本社会や文化について講師からの説明を受け、適切に理解し質問等をすることができる。
7週 自文化と異文化、多文化共生6 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明した上で、他の受講者からの質問に適切に対応することができる。
8週 自文化と異文化、多文化共生7 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明した上で、他の受講者からの質問に適切に対応することができる。
4thQ
9週 自文化と異文化、多文化共生8 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明した上で、他の受講者からの質問に適切に対応することができる。
10週 自文化と異文化、多文化共生9 日本社会や文化について講師からの説明を受け、適切に理解し質問等をすることができる。
11週 自文化と異文化、多文化共生10 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明した上で、他の受講者からの質問に適切に対応することができ、それをレポートやプレゼンテーションの形でまとめることができる。
12週 自文化と異文化、多文化共生11 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明した上で、他の受講者からの質問に適切に対応することができ、それをレポートやプレゼンテーションの形でまとめることができる。
13週 自文化と異文化、多文化共生12 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明した上で、他の受講者からの質問に適切に対応することができ、それをレポートやプレゼンテーションの形でまとめることができる。
14週 自文化と異文化、多文化共生13 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明した上で、他の受講者からの質問に適切に対応することができ、それをレポートやプレゼンテーションの形でまとめることができる。
15週 自文化と異文化、多文化共生14 自らが生まれ育った社会の文化を日本語で他者に説明した上で、他の受講者からの質問に適切に対応することができ、それをレポートやプレゼンテーションの形でまとめることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他合計
総合評価割合05000500100
基礎的能力05000500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000