概要:
これまでに「もの」づくりのために,形状を創成する加工方法,動作を実現する機構や制御方法を学習してきた.身の回りにある具体的な「もの」である工業製品は,それら単独では製造不可能で,最適に組み合わせられるからこそ製品となる.すなわち,これまでの総合化が本「生産・経営工学」である.
授業の進め方・方法:
講義を基本とするが,理解を深めるために,適宜,課題レポートや演習を課す.
注意点:
理解度を振り返り確認をするために,授業の冒頭に前回の復習小テストを実施する.また,本科目の成績は,定期試験等の成績のみならず,予習や復習等の実施状況も考慮して判断するため,自学自習の習慣を身につけることが必要である.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 3 | 後14 |
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。 | 3 | 後14 |
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 3 | 後14 |
社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 3 | 後14 |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | 後4 |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | 後1 |
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。 | 3 | 後1 |
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 3 | 後4 |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | 後4 |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 3 | 後6 |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | 後10 |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | 後10 |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 3 | 後10 |