解析学A

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 解析学A
科目番号 0009 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 メカトロニクス概論1[入門編](舟橋宏明監修 実教出版)
担当教員 小中澤 聖二,市川 裕子,波止元 仁,安富 義泰

到達目標

機械工学分野の学生が修得しておくべきマイコン組み込みの方法を理解する。また,EVのような,大きなトルクが生じる機器(パワーメカトロニクス)を扱うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1設計、製図、機械製作、電気工学などの技術を駆使できる。設計、製図、機械製作、電気工学などの技術を使用できる。設計、製図、機械製作、電気工学などの技術を使用できない。
評価項目2チーム単位でものづくりに取り組み、計画的に指定された期間内に問題を解決した。チーム単位でものづくりに取り組み、問題を解決しようとした。問題を解決しようとする態度がみられない。
評価項目3ロボット組み込みができた。ロボット組み込みをしようとした。ロボット組み込みをしようとしない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
人が搭乗可能で室内で使用できる電動三輪車を製作した後,マイコン組み込みの実習を行う。
授業の進め方・方法:
1~3年生までに習得した設計、製図、機械製作、電気工学などの技術を駆使して、チーム単位でものづくりに取り組み、計画的に指定された期間内に問題を解決していくものとする。作業としては,まず人が搭乗可能で室内で使用できる電動三輪車を製作した後,マイコン組み込みの実習を行う。
注意点:
半田ごてや工作機械を用いることから安全には細心の注意を払うこと。班毎に作業をすることから作業分担などをしっかり決めて段取りよく行うこと。整理整頓、作業日誌の作成、挨拶は徹底すること。1年次に購入した電工工具セットを持参すること。授業においては作業服を着ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・電気回路の製作・電流電圧の測定 電気を回路の製作し電流電圧の測定する。
2週 製作準備 製作の準備をする。
3週 構想および設計 構想して保持具なとを設計する。
4週 部品の加工および超小型電気自動三輪車の製作 部品の加工および超小型電気自動三輪車の製作をする。
5週 部品の加工および超小型電気自動三輪車の製作 部品の加工および超小型電気自動三輪車の製作をする。
6週 部品の加工および超小型電気自動三輪車の製作 部品の加工および超小型電気自動三輪車の製作をする。
7週 走行試験および評価 走行試験および評価を行う。
8週 PLC実習(基本) PLC実習の基本を学習する。
4thQ
9週 PLC実習(応用) PLC実習の応用を学習する。
10週 移動ロボット組み込み ハード・ソフト演習 移動ロボット組み込み ハード・ソフトを演習する。
11週 移動ロボット組み込み ロボット組み立て・試運転・走行制御基礎 移動ロボット組み込み ロボット組み立て・試運転・走行制御の基礎を学習する。
12週 移動ロボット組み込み 触覚・光トランジスタを介した移動ロボットの制移動ロボット組み込み 触覚・光トランジスタを介した移動ロボットの制御
移動ロボット組み込み 触覚・光トランジスタを介した移動ロボットの制移動ロボット組み込み 触覚・光トランジスタを介した移動ロボットの制御を学習する。
13週 移動ロボット組み込み IRセンサ・測距に基づく移動ロボットの制御 移動ロボット組み込み IRセンサ・測距に基づく移動ロボットの制御を行う。
14週 総合・ライントレース 今までの知識と技術を総合し、ライントレースを行う。
15週 移動ロボット組み込み コンテスト・プレゼン・片付け コンテストおよびプレゼンを行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。6
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3後1,後3,後4
分数式の加減乗除の計算ができる。3
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3後8
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。3後4
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。1後5,後13
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。2
簡単な連立方程式を解くことができる。3後3
無理方程式・分数方程式を解くことができる。1
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3後3
1元連立1次不等式を解くことができる。3後3
基本的な2次不等式を解くことができる。3
恒等式と方程式の違いを区別できる。3
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3後1,後3,後4,後6,後11,後13
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。5
自然科学物理力学速度と加速度の概念を説明できる。1後2,後5,後9
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3後6
製図用具を正しく使うことができる。3後3
線の種類と用途を説明できる。3後10
機械設計機械設計の方法を理解できる。3
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。4
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。4
情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。3
定数と変数を説明できる。3
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。3
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。3
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。3
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。3
条件判断プログラムを作成できる。3
繰り返し処理プログラムを作成できる。3
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。3
計測制御計測の定義と種類を説明できる。3
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。3
自動制御の定義と種類を説明できる。3
フィードバック制御の概念と構成要素を説明できる。3
分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。3
専門的能力の実質化インターンシップインターンシップ企業等における技術者の実務を理解できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合000404020100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力000404020100