ReadingI

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 ReadingI
科目番号 0034 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 My Way English Communication I
担当教員 竹田 恒美

到達目標

【目的】
この科目を受講することにより、目的に応じた英語の読み方が自律的に行えるようになることを目的とする
【到達目標】
1.辞書を活用し、単語→句→節へと理解してゆくボトムアップ的な読み方(精読)を学ぶ。
2.受講者自らの習熟度と興味に応じて本を選び、楽しんで読書する習慣を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文型の特徴を文章中の例文を使って識別し、一般化できる。文型の特徴を文章中の例文を使って識別できる。文章中の例文を使って識別できない。
評価項目2辞書なしで入門的多読用教材(基本語彙400語)を毎分150語の速度で読める。辞書なしで入門的多読用教材(基本語彙400語)を毎分100語の速度で読める。辞書なしで入門的多読用教材(基本語彙400語)を読む速度が毎分80語に満たない。
評価項目3授業内で示された課題を近隣の学生達と討議し、結論を導き出せる。授業内で示された課題を近隣の学生達と討議できる。授業内で示された課題を近隣の学生達と討議できない。(課題を十分に理解できない)

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では毎回の授業を、前半と後半に大きく分けて行なう。
1.前半では、検定教科書の共通テキストを用いて一斉授業を行なう。そこでは辞書を使って単語→句→節へと理解してゆくボトムアップ的な読み方(精読)を学ぶ。
2.後半では図書館に配備された多読用リーディング教材を利用して、受講者が自らのレベルと興味に応じて本を選び、楽しんで読書する習慣を身につけることができるようにする。
3.夏季休業中には、高専の5年間をかけて読むのに値する長編の小説等を自ら選んで購入し、英語読書時間の絶対量の底上げを目指す。
授業の進め方・方法:
1.前半の共通テキストを使用した時間帯では、次のような流れで授業を進める。その際に辞書は常に机上に
用意しておき、随時活用する。
①個別のテキスト読解
②学習ポイントを絞ったワークシートによる課題作業
③ペアによる意見交換
④受講者による発表と全体でのブリーフィング
2.後半の読書活動では、読書する範囲(ジャンル、レベル)を少しずつ広げてゆきながら、各自選択した
本を読み進む。読書記録手帳に記録をする。不定期に手帳をチェックする。
注意点:
・教科書、読書記録手帳、英語辞書、指定したバインダー(毎回配布するワークシートの管理用)は毎回
持参すること。
・オフィスアワー: 12:10~12:40(火・水・金)  竹田研究室(専攻科棟2階段)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
シラバス配布、授業で使用する道具の確認
年間を通した授業の進め方、毎回の授業を行なう上でのローカルルールを理解できる。
2週 第2回 第1課 SV, SVO, SVC, SVOO の文型(1)を解説する。 SV, SVO, SVC, SVOO の文型の違いを理解できる。
3週 第1課 SV, SVO, SVC, SVOO の文型(2)を解説する 文型の違いを理解できる。
4週 第1課 動詞と名詞について解説する。 動詞と名詞の活用例を理解できる。
5週 第1課 多読用教材を導入する。 入門的な多読用教材の読み方、種類を理解できる。
6週 第2課 SVOCの文型を解説する。 SVOCの文型を文章中で特定することができる。
7週 第2課 SVOO(O=that節)を解説する SVOO(O=that節)の文型を文章中で特定することができる。
8週 中間試験 不正解の解答を分析し、理解する。
2ndQ
9週 第2課 形容詞と副詞を解説する。 形容詞・副詞の実例を文章から探し出せる。
10週 第3課 現在進行形・現在完了形・過去完了形の違いを解説する。 現在進行形・現在完了形・過去完了形の違いを理解できる。
11週 第3課 主語と(述語)動詞の関係を説明する。 主語と(述語)動詞の関係を理解できる。
12週 第3課 多読用教材を導入する(その2)。
第5回の授業より内容をレベルアップした多読用教材が読めるようになる。
13週 第4課 助動詞と助動詞の付いた受け身を解説する。 助動詞の意味と受け身形になった時の意味について理解できる。
14週 第4課 前置詞句を紹介する。 文章中でどのように前置詞句が使われるかを理解できる。
15週 多読用教材を導入する(その3)。 夏休みの読書課題で求められていることを理解できる。
16週 第5課 動名詞、to不定詞の活用を説明する。 動名詞、to不定詞の活用が理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。2
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。3
英語の発音記号を見て、発音できる。1
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。2
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。3
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。3
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。1
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。2
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。3
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。2
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6000101020100
基礎的能力6000101020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000