基礎電気工学

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎電気工学
科目番号 0051 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 メカトロニクス電子回路  (別府俊幸,濱口哲也,渡邉修治 コロナ社) 補助教材:わかりやすい電気基礎 (高橋寛監修 コロナ社)
担当教員 齊藤 浩一

到達目標

機械要素の駆動や計測・制御を行うための電気工学の基本概念を理解できることを目標に講義を実施する。
機械工学科の学生として必要な電気工学と基本原理等についての知識等を修得する。特に直流・回路及び交流磁気回路について基礎理解を深め、メカトロニクスを学習する上での基礎的な素養を修得する。 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1直流回路の性質が理解でき、基礎的な計算ができる。直流回路の性質が理解でき、基礎的な計算ができる。直流回路の性質が理解できる。直流回路の性質が理解できていない。
評価項目2電流の熱作用と電力を理解でき、基礎的な計算ができ、説明できる。電流の熱作用と電力を理解でき、基礎的な計算ができる。電流の熱作用と電力を理解できる。電流の熱作用と電力を理解できていない。
評価項目3磁気回路の性質と直動機の原理を理解でき、基礎的な計算ができ、説明できる。磁気回路の性質と直動機の原理を理解でき、基礎的な計算ができる。磁気回路の性質と直動機の原理を理解できる。磁気回路の性質と直動機の原理を理解できていない。
評価項目4交流回転磁界と三相モータを理解でき、基礎的な計算ができ、説明できる。交流回転磁界と三相モータを理解でき、基礎的な計算ができる。交流回転磁界と三相モータを理解できる。交流回転磁界と三相モータを理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (d) 説明 閉じる
学習・教育目標 C14 説明 閉じる

教育方法等

概要:
基礎的な電気回路及び直流回路を中心とした電気工学の知識は、機械系技術者として不可欠な教養である。
授業においては、興味を持って電気工学の知識を系統的に理解できるように心がけた学習を実施したいと考える。
授業の進め方・方法:
板書と要点をまとめたパワーポイントのスライドや動画利用した講義を行い、要所に演習問題に取り組む。評価は中間試験・期末試験、及び演習問題等による総合評価とする。
注意点:
授業出席に注意し講義ノ-トの内容を理解すること。授業の予習・復習及び演習については自学自習により学修すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気の概念 電気の性質や日常の中の電気の使われ方について理解できる。
2週 電気素子と抵抗 抵抗の性質と応用について理解できる。
3週 直流回路 Ⅰ オームの法則、直流回路 オームの法則が理解できる。直列,並列の直流回路においてオームの法則を適用できる。
4週 直流回路 Ⅱ キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則の第1法則、第2法則を理解し、適用できる。
5週 直流回路Ⅲ ホイートストンブリッジ ホイートストンブリッジの構成とその応用について理解し、適用できる。
6週 電流の作用と電力  電流の熱作用と電力について理解し、適用できる。
7週 練習問題 前週までの内容を理解でき、基礎的な計算ができる。
8週 電流と磁気  磁気の性質、及び電流と磁気の関係について理解でき、説明できる。
2ndQ
9週 磁気回路と直動機 磁気回路の性質と直動機の原理を理解でき、説明できる。
10週 直動機の制御  直動機の構造と制御方法について理解でき、説明できる。
11週 交流と三相交流 交流(単相)及び三相交流の性質について理解でき、説明できる。
12週 三相交流回路 Y結線、Δ結線回路について理解でき、説明できる。
13週 三相モータ 交流回転磁界と三相モータの動作原理を理解でき、説明できる。
14週 演習問題 8週から13週までの内容を理解でき、説明できる。
15週 総復習 本科目の内容を理解でき、説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合752500000100
基礎的能力55250000080
専門的能力2000000020
分野横断的能力00000000