現代社会論

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 現代社会論
科目番号 0096 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 『現代社会』山川出版社
担当教員 小川 泰治

到達目標

1.複数の人々との対話を通して自らの考えを深める(自らの考えを批判的に理解し、それ以外の考えとの違いを明確にし、必要なら修正をするという思考のプロセスを実行する)ことができる。
2.複数の人々との対話の中で、しっかりと聴くこと、問うこと、その対話を楽しむことができる。
3.現代社会において重要となる知識を用いて、社会問題に対して自らの考えを論理的に、かつ、説得的に表現することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1複数の人々との対話を通して自らの考えを深めることができる。複数の人々との対話を通して自分で考えることができる。複数の人々との対話を通して自分で考えることが十分にできない。
評価項目2複数の人々との対話の中で、しっかりと聴くこと、問うこと、その対話を楽しむことができる。複数の人々との対話の中で、聴くこと、問うことができる。複数の人々との対話の中で、聴くこと、問うことが十分にできない。
評価項目3現代社会において重要となる知識を用いて、社会問題に対して自らの考えを論理的に、かつ、説得的に表現することができる。現代社会において重要となる知識を理解することができる。現代社会において重要となる知識に対する理解が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期に行った「対話としての哲学・倫理入門」に引き続き、クラスでの対話(議論)を通して、深く考えることを目的に授業を行なう。
本授業では、現代社会に生きる市民として必要となる基本的事項を学ぶとともに、それらを利用して、現在の社会的問題について考える。
授業の進め方・方法:
授業では、現代社会を理解する上で重要となる考え方を学ぶとともに、それを基にクラス全体ないしグループ、あるいは、紙上での対話を行う。
注意点:
参加型の授業であるため、対話に積極的に参加することが求められる。積極的な参加とは、発言することだけを意味するのではなく、しっかりと聴くことも含まれる。そして、何よりも他の人の発言を受けて、自らが考えを深めることがもっとも重要な「積極的参加」の意味である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション:
「社会について考える」とはいかなることか。
前期の授業を踏まえて、具体的な社会問題について共に考えていくことを実践から学ぶ。
2週 イントロダクション:
「社会について考える」とはいかなることか。
前期の授業を踏まえて、具体的な社会問題について共に考えていくことを実践から学ぶ。
3週 そもそも社会・国家とは何か。 社会や国家というものの成り立ちを含め、その意義と形態について学び、議論する。
4週 そもそも社会・国家とは何か。 社会や国家というものの成り立ちを含め、その意義と形態について学び、議論する。
5週 そもそも社会・国家とは何か。 社会や国家というものの成り立ちを含め、その意義と形態について学び、議論する。
6週 人権の思想 現代民主社会の基本である人権思想の基本事項を学び、新しい人権のあり方について議論する。
7週 人権の思想 現代民主社会の基本である人権思想の基本事項を学び、新しい人権のあり方について議論する。
8週 社会問題を考えるための倫理理論 多くの社会問題に含まれている倫理的課題について考えるため、代表的な倫理理論について学び、それを使って議論する。
4thQ
9週 社会問題を考えるための倫理理論 多くの社会問題に含まれている倫理的課題について考えるため、代表的な倫理理論について学び、それを使って議論する。
10週 社会問題を考えるための倫理理論 多くの社会問題に含まれている倫理的課題について考えるため、代表的な倫理理論について学び、それを使って議論する。
11週 現代社会の諸問題 ここまで学んできた事項を使い、実際に現代社会において問題となっている事柄について議論し、考えを深めていく。
12週 現代社会の諸問題 ここまで学んできた事項を使い、実際に現代社会において問題となっている事柄について議論し、考えを深めていく。
13週 現代社会の諸問題 ここまで学んできた事項を使い、実際に現代社会において問題となっている事柄について議論し、考えを深めていく。
14週 現代社会の諸問題 ここまで学んできた事項を使い、実際に現代社会において問題となっている事柄について議論し、考えを深めていく。
15週 半期のふりかえり 試験返却を受け、自分に足りなかった点、達成できた点についてふりかえりを行なう。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験その他(授業内での活動、レポート等)ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力50500000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000