Introduction to Corpus Linguistics(教養ゼミⅠ)

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 Introduction to Corpus Linguistics(教養ゼミⅠ)
科目番号 0100 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 参考図書:「ベーシックコーパス言語学」(ひつじ書房)その他、授業内で適宜紹介する。
担当教員 関根 紳太郎

到達目標

コーパス言語学を活用しながら、言葉によって再現される<世界>のあらゆる事象・現象を解析することで、日本語・日本文化と英語・英語圏文化との違いが“見える”ようになり、日本語・日本文化と英語・英語圏文化が“わかる”ようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コーパスを活用しながら、日英の文化的差異を数値的に検証できる コーパスを活用しながら、日英の文化的差異を数値的にある程度説明できる。 コーパスを適正に活用できず、日英の文化的差異を数値的に評価できない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
言葉とは、ヒトの思考、信念、価値観等、認知した<世界>のカタチと考えられ、コーパスとは、そうした言葉のデータベース、つまり、言葉によって再現される<世界>を有限化したものと言える。本クラスでは、コーパス言語学的手法を活用しながら、そうした言葉によって再現される<世界>のあらゆる事象・現象を解析することを目的とする。
授業の進め方・方法:
まず、コーパスの作成方法について学ぶ。次に、コーパス専用検索ソフト[コンコーダンサー]の扱い方を習得する。さらに、適宜統計学にも触れながら、コーパスを活用した言語解析について考える。また、用例[記事内容等]分析についても検討する。最後に、設定した研究テーマについて、作成した自家製コーパスを用いながら口頭発表をする。
注意点:
履修条件 Reading、Grammar 等の英語基礎科目を受講していること。
ある程度パソコンと統計処理に興味があることが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Introduction to Corpus Linguistics① コーパスの概要をつかむ。
2週 Introduction to Corpus Linguistics② コーパスの概要と関連事項を理解する。
3週 自家製コーパスの作成① 研究テーマに関するコーパスデータ資料を収集する。
4週 自家製コーパスの作成② 研究テーマに関するコーパスデータ資料を収集する。
5週 自家製コーパスの作成③ 研究テーマに関するコーパスデータ資料を収集する。
6週 自家製コーパスの作成④ 研究テーマに関するコーパスデータ資料を収集する。
7週 自家製コーパスの作成⑤ 研究テーマに関するコーパスデータ資料を収集する。
8週 コーパスデータの仕上げおよび担当教員モデル発表 コーパスデータを完成させる。モデル発表を理解する。
4thQ
9週 発表原案作成①(テーマの確定) 発表原案を作成する。
10週 発表原案作成②(途中でも担当教員へ提出) 発表原案を完成する。
11週 口頭発表:機械工学科 コーパスを活用しながら、日英の文化的差異を数値的に検証できる。もしくは、他者の発表のねらいを理解する。
12週 口頭発表:電気・電子工学科 コーパスを活用しながら、日英の文化的差異を数値的に検証できる。もしくは、他者の発表のねらいを理解する。
13週 口頭発表:情報・物質工学科 コーパスを活用しながら、日英の文化的差異を数値的に検証できる。もしくは、他者の発表のねらいを理解する。
14週 口頭発表:予備日①(授業予備日) コーパスを活用しながら、日英の文化的差異を数値的に検証できる。もしくは、他者の発表のねらいを理解する。
15週 口頭発表:予備日② コーパスを活用しながら、日英の文化的差異を数値的に検証できる。もしくは、他者の発表のねらいを理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3前1,前4,前7,前8,前9,前12,前13,前14,前15
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3前4,前7,前8,前9,前12,前13,前14,前15
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3前3,前4,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3前3,前4,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3前2,前3,前4,前5,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 3前2,前3,前4,前7,前8,前9,前10,前12,前13,前14,前15
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。3前2,前3,前4,前7,前8,前9,前10,前12,前13,前14,前15
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3前2,前3,前4,前7,前8,前9,前10,前12,前13,前14,前15
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3前2,前3,前4,前7,前8,前9,前10,前12,前13,前14,前15
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3前2,前3,前4,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3前2,前3,前4,前7,前8,前9,前10,前12,前13,前14,前15
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3前2,前3,前4,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3前2,前3,前4,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力0100000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000