機械製作実習A

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 機械製作実習A
科目番号 0135 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 機械実習 上 測定・鋳造・塑性加工・溶接・切削加工[1](実教出版)、機械実習 中 切削加工[2]・研削加工・NC工作機械加工・手仕上げ(実教出版)
担当教員 多羅尾 進,堤 博貴

到達目標

機械製作技術の基礎である旋盤加工、フライス加工、ドリル加工、ヤスリがけ等を金属工作作業を通じて実習し基礎
的な機械の取り扱い方を習得する。さらに、3D-CAD製図に加え、3Dプリンタによるプロトタイピングについても実習
する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安基本的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1機械製作法を十分に理解し、金属加工等が積極的に実践できる。機械製作法をよく理解し、金属加工等が指導を受けながら実践できる。機械製作法をよく理解し、金属加工等が指導を受けながら実践できる。機械製作法を理解できず、簡単な金属加工等でもできない。
評価項目2各種工作機械や3D-CADを応用して創造的な設計を行うことができる。3D-CADを操作法を理解し設計を行うことができる。3D-CADの基本的な操作法を理解している。3D-CADの基本的な操作法を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械系技術者は、設計・製図・製作・実験・解析をそれぞれ行う必要がある。機械製作法を実習によって体験しながら習得する。さらに、計測技術や統計的処理の基礎を身に着け、工学現象を考察する能力を習得する。
授業の進め方・方法:
金属加工を中心にした機械製作法を実習を実際の機械や工具類を用いて行う。実習内容についてレポートを作成し、提出する。
注意点:
機械製作の実習では、作業服上下、安全靴、帽子を着用し、時間厳守で集合すること。安全上の留意事項を厳守し、事故のないように注意すること。授業の予習と復習は自学自習により積極的に取り組むこと。なお、未提出レポートおよび未提出図面が1つでもある場合は、不合格点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 基本的な機械製作法を実際に体験する。 基本的な機械製作法の基礎を身につける。
2週 手仕上げ加工実習 切断、けがき作業ができる
3週 手仕上げ加工実習 切断、けがき作業ができる
4週 手仕上げ加工実習 ドリル穴加工ができる
5週 手仕上げ加工実習 ドリル穴加工ができる
6週 手仕上げ加工実習 タッピング、ヤスリがけができる
7週 手仕上げ加工実習 タッピング、ヤスリがけができる
8週 フライス加工実習 フライスの名称、フライスの種類を理解している
2ndQ
9週 フライス加工実習 バイスのセッティングができる
10週 フライス加工実習 縦型フライス盤、横型フライス盤が使える
11週 フライス加工実習 縦型フライス盤、横型フライス盤が使える
12週 フライス加工実習 縦けずり盤、シェイパー加工ができる
13週 フライス加工実習 縦けずり盤、シェイパー加工ができる
14週 旋盤加工実習 中ぐり加工を行うことができる。
15週 旋盤加工実習 中ぐりテーパ加工を行うことができる。
16週
後期
3rdQ
1週 旋盤加工実習 中ぐりテーパ加工を行うことができる。
2週 旋盤加工実習 段つき丸棒の加工ができる。
3週 旋盤加工実習 寸法公差を考慮した加工を行うことができる。
4週 旋盤加工実習 テーパ加工を行うことができる。
5週 3D-CAD概要説明 3D-CADの概要が理解できる。
6週 3D-CADの基本操作実習 3D-CADの基本的な操作ができる。
7週 3D-CADの基本操作実習 3D-CADの基本的な操作ができる。
8週 3D-CADを用いた設計実習 3D-CADを用いた設計ができる。
4thQ
9週 3D-CADを用いた設計実習 3D-CADを用いた設計ができる。
10週 3D-CADを用いた設計実習 3D-CADを用いた設計ができる。
11週 3Dプリンター概要説明 3Dプリンターの概要が理解できる。
12週 3Dプリンターの基本操作実習 3Dプリンターの基本的な操作ができる。
13週 3Dプリンターの基本操作実習 3Dプリンターの基本的な操作ができる。
14週 3Dプリンターを用いた部品製作 3Dプリンターを用いて部品製作ができる。
15週 3Dプリンターによる製品のテスト 3Dプリンターで作成した製品のテストができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00020080100
基礎的能力0001004050
専門的能力0001004050