卒業研究ゼミナール

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 卒業研究ゼミナール
科目番号 0154 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜、担当教員より推薦図書や参考文献を提示する。
担当教員 角田 陽,齊藤 浩一,清水 昭博,志村 穣,多羅尾 進,筒井 健太郎,堤 博貴,JABEE 確認

到達目標

卒業研究に関わる国内外の論文および関連資料の調査、輪読を行い、研究活動に必要な基礎知識の修得ならびに研究テーマの設定を主な目的とする。また、予備実験等を通じて技術の向上を図る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1自身の卒業研究テーマの内容を深く理解し詳細に説明できる。自身の卒業研究テーマの内容を理解し説明できる。自身の卒業研究テーマの内容を理解できる。自身の卒業研究テーマの内容を理解できない。
評価項目2研究活動に必要な基礎知識を深く理解し、十分に活用できる。研究活動に必要な基礎知識を理解し、活用できる。研究活動に必要な基礎知識を理解することができる。研究活動に必要な基礎知識を理解できない。
評価項目3研究計画を詳細に立案できる。研究計画を立案できる。研究計画の概要を説明できる。研究計画の概要を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
卒業研究に関わる国内外の論文および関連資料の調査、輪読を行い、研究活動に必要な基礎知識の修得ならびに研究テーマの設定を主な目的とする。また、予備実験等を通じて技術の向上を図る。 卒業研究に取り組む前の準備として位置づけられ、研究論文や報告書の作成方法、効果的なプレゼンテーション方法、実験方法および研究の進め方を学び、後の卒業研究の本格展開に役立てる。
授業の進め方・方法:
【研究室配属・顔合わせ】 配属先研究室の指導教員との顔合わせを行う。
【研究内容の把握】 配属先研究室の研究内容について理解を深める。
【研究テーマの設定】 指導教員と研究テーマについて検討する。
【文献調査】 研究テーマに関する国内外の論文や技術資料の調査および輪講を行う。
【研究計画の立案】 指導教員と相談の上、卒業研究の実施計画を立てる。
【予備実験等の実施】 予備実験等を通じて、卒業研究で取り扱う試験機・器材の操作法を習得する。
注意点:
卒業研究は学生の自主性、積極性が問われるため、本教科も自発的な取り組み姿勢が望まれる。自身の卒業研究テーマに関する専門知識を深めることは勿論のこと、研究成果をまとめ、発表するために必要な文章作成能力やプレゼンテーション能力の向上を常に心がけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 研究資料および文献の調査方法、所属研究室の研究内容の把握、実験方法並びに研究の進め方を学ぶ。 所属研究室の概要を説明することができる。文献調査を行うことができる。
2週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
3週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
4週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
5週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
6週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
7週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
8週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
2ndQ
9週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
10週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
11週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
12週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
13週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
14週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
15週 各指導教員の指示に従う。 各指導教員の指示に従う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。3
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。3
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。3
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。3
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。3
やすりを用いて平面仕上げができる。3
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。3
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。3
アーク溶接の基本作業ができる。3
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。3
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。3
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。3
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。3
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。3
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。3
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。3
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。3
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題提出合計
総合評価割合030010060100
基礎的能力02001004070
専門的能力0100002030
分野横断的能力0000000