インターンシップ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 インターンシップ
科目番号 0154 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材
担当教員 原口 大輔

到達目標

企業等での実習または就業体験,地域貢献プログラムへの参加を通じて,これまでに修得した知識を活用し,技術の実を修得する。さらに,技術者としての心構えや社会人としての自覚を養うことを目的とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実際の企業人等との仕事を通して 自身のキャリアデザインを明確化 することができる。企業等における技術者の実務を理解できる。企業等における技術者の実務をなんとか理解できる。企業等における技術者の実務を理 解でない。
評価項目2インターンシッフ報告書が簡潔に して十分な内容で作成できた。インターンシップ報告書が様式通りに作成できる。インターンシップ報告書が様式通りになんとか作成できる。インターンシップ報告書が作成できない。
評価項目3インターンシップで学んだことを 自身のキャリアデザインとして明 確にプレゼンテーションできる。コミュニケーション能力や主体性 等の「技術者が備えるべき能力」 の必要性を理解できる。コミュニケーション能力や主体性 等の「技術者が備えるべき能力」 の必要性をなんとか理解できる。社会経験をふまえ、企業において も自分が成長していくことが必要であることを認識できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
企業等での実習または就業体験、地域貢献プログラムへの参加等を通じ、学科の学習内容だけでない企業活動の幅広さを体験し、経過や結果を校内で発表する。
授業の進め方・方法:
1.実習先の決定(5月から6月)
2.実習先への諸手続 3.実習(夏休み期間中) (原則として8時間×2週間相当) 4.実習報告書の作成と提出(実習終了後直ちに) 5.実習報告会 ・実習担当教員の指導により実習先企業等を決定する。 ・履歴書等の準備,送付等 ・実習先企業等において,定められた期間実習を行う。 ・実習で行ったことのまとめ。実習先企業の検印を受ける。 ・報告書や礼状の作成、校内発表を行う。

 この科目は、民間企業等と共同で、実際の製造現場などで最新の設計手法等についてその企業の設備を使用した実習形式で授業を行うものである。
注意点:
学生便覧に掲載されているインターンシップ規則及び学生心得を十分理解して実習に望むこと。またインターンシップが「修了」であることは卒業認定に必要な条件の一つとなっている。受け入れ企業は多くの労力を割いて学生を受け入れている。そのことに対する謝意を忘れず、社会人マナー習得中であるという謙虚な気持ちで参加すること。企業活動
は企業ごとに独自性を持っているので、企業側の許可無く写真撮影・文書コピー・実習内容公開を行わないこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.インターンシップ心得を理解する。
2. インターンシップ開始前に担当教員に必要事項の指導を 受ける。
3.インターンシップ前に下記を行う。
・受入の内諾を得たら速やかに内諾の礼状を作成し,実習
先に郵送する。
必ず,担当教員に内容を確認してもらう。
・実習機関の概要を調べる。
・受け入れ条件について担当教員に確認する。
4.実習先企業等において,定められた期間実習を行う。 ・インターンシップ先の規律・作業内規等の規則に従うこ
と。
・インターンシップ先の機密を漏らさないこと。
・安全に留意すること。
・作業態度に留意すること。
・無断で備品を使用しない。備品の使用後は元の位置にも
どすこと。
・許可無く物品を持ち込まないこと。
・担当教員と連絡が取れるようにしておくこと。
・実習で行ったことをまとめ,実習先企業の検印を受ける
こと。 5.インターンシップ終了後に,インターンシップ先の監督 者の了解を得た報告書,学内発表資料を担当教員に提出す る。同時にうインターンシップ終了の礼状を担当教員に提 出する。
6.学内発表を実施する。
・企業等における技術者の実務を理解できる。 ・企業人としての責任ある仕事の進め方を理解できる。 ・企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素 から自己の進路としての企業を総合的に判断することの重 要性を理解できる。 ・企業における社会的責任を理解できる。 ・企業活動が国内外で他社(他者)とどのような関係性を持 つかを理解できる。 ・高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でど のように活用・応用されているかを理解できる。 ・企業人として活躍するために自身に必要な能力を考える ことができ、それを高めようと努力する姿勢をとることが できる。 ・コミュニケーション能力や主体性等の「技術者が備える べき能力」の必要性を理解できる。 ・実務体験を企業や職種とのマッチングの場として考えて 積極的な行動ができる。 ・社会経験をふまえ、企業においても自分が成長していく ことが必要であることを認識できる。 ・実際の企業人等との仕事を通して自身のキャリアデザイ ンを明確化することができる。
2週 同上 同上
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。4

評価割合

試験報告書発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合5025250000100
基礎的能力302525000080
専門的能力1000000010
分野横断的能力1010