TOEIC テスト対策用に開発された問題集を用いて,TOEIC試験に対応できるための重要文法、語彙、テストテーキングストラテジーを学習し、TOEIC Listening & Readingテストに対応できる聴解力・読解力・試験対応能力を習得するとともに、実社会で英語を運用する上で必要な知識やスキルを習得することをめざす。具体的には、上記公式問題集を使用して、TOEICの聴解・読解テストのそれぞれに頻出する、語彙、文法、および英文構造を理解するための学習を行うことで、それらに関する学力だけでなく、高次の言語運用能力である文脈把握力・話者の意図や場面展開の類推など,生涯にわたって活かせるような英語コミュニケーション能力の基盤をつくることをめざす。
概要:
TOEIC Listening & Readingテストで求められる聴解力・読解力・テストテーキングストラテジーを対象として、英語聴解・読解に関する重要語彙・文法を確認する学習と、公式問題集を使用した実践的な演習を通して、TOEICテストに対応できるための総合的な英語力の習得を目指す。
授業の進め方・方法:
・各講義の運営:各講義では、指定テキストを使い、ListeningとReading分野の両方をバランスよく学習する予定である。前期は、指定テキストのうち、『Grammar-oriented Navigator for the TOEIC Test』を中心に使いながら、基本的な文法・語彙を理解し、長文の聴解・読解学習を行う。同時に、TOEIC公式問題集を使用しながら、TOEICに頻出する語彙・表現を覚える学習を行う。後期は、TOEIC公式問題集を用いて、TOEIC IPテストを想定した、聴解・読解に関する演習を行う。 ・評価は、英語に関する能力(基礎的能力・専門的能力・分野横断的能力)と、評定点の2点で行う。 英語に関する能力として、基礎的能力・専門的能力・分野横断的能力に関しては、コース内で適宜行うテストと、学期末に行うテストの2種類によって、評価する。 評価内容は、基礎的能力(TOEICにおける頻出語彙・基本文法について理解しているか)、専門的能力(TOEICを模したListening・Readingテストで、文脈に即して語彙・文法を理解でき、短めの文章を理解できるか)、分野横断的能力(TOEICを模したListening・Readingテストで、文脈に即して語彙・文法を理解できるだけでなく、長文の英文に関しても文章全体の構造を総合的に把握する能力や、話者の意図や今後の展開も類推できる能力を備えているか)である。 また、評定点としては、講義内の態度や、予習や課題が指定された場合の取り組みを評価する。
注意点:
・指定テキストは、『Grammar-oriented Navigator for the TOEIC Test』と『公式TOEIC Listenin & Reading 問題集 3』の2冊である。前期は、既述したように、2冊並行して使用する予定なので、前期講義中は2冊持参する事。また、辞書、3年生までに使用していた文法書を持参することが好ましい。
本科目の成績は定期試験の成績のみならず、予習・復讐の自学自習の実施状況も考慮して判断される。したがって自学自習の習慣を身に着けることが必要である。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
Introduction Sample questions of TOEIC test、テキスト『Grammar-oriented Navigator for the TOEIC Test』のUnit 8の説明 |
・コースの学習目標・学習内容を理解する。 ・テキストのUnit8「不定詞」の概観を理解する。
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2週 |
テキスト『Grammar-oriented Navigator for the TOEIC Test』のUnit 8「不定詞」 |
不定詞に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
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3週 |
Unit 8「不定詞」 |
文脈にそって不定詞を理解し、長文問題に正しく解答できる。
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4週 |
Unit 9「比較」
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比較に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
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5週 |
Unit 9「比較」
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文脈にそって「比較」を理解し、長文問題に正しく解答できる。
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6週 |
Unit 10「関係詞」 |
関係詞に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
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7週 |
Unit 10「関係詞」 |
文脈にそって関係詞を理解し、長文問題に正しく解答できる。
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8週 |
Unit 11「接続詞」 |
接続詞に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
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2ndQ |
9週 |
Unit 11「接続詞」 |
文脈に添って接続詞を理解し、長文問題に正しく解答できる。
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10週 |
Unit 12「仮定法」 |
仮定法に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
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11週 |
Unit 12「仮定法」 |
文脈にそって仮定法を理解し、長文問題に正しく解答できる。
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12週 |
Unit 13「前置詞」 |
前置詞に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
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13週 |
Unit 13「前置詞」・Unit 14「名詞と冠詞」 |
文脈にそって前置詞を理解し、長文問題に正しく解答できる。名詞と冠詞について、基本的な文法を理解する。
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14週 |
Unit 14「名詞と冠詞」 |
文脈に添って名詞と冠詞について理解し、長文問題に正しく解答できる。
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15週 |
前期全体を通した復習 |
前期で学習した内容全体をふりかえり、理解度を確認する。
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16週 |
Final Exam |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
TOEIC公式問題集:Practice test 1 Listening: Part 1 Reading: Part 5 |
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、短文問題に取り組む。
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2週 |
Listening: Part 2 Reading: Part 5 |
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、長文問題に取り組む。
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3週 |
Listening: Part 3 Reading: Part 6 |
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、長文問題に取り組む。
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4週 |
Listening: Part 3 Reading: Part 6 |
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、長文問題に取り組む。
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5週 |
Listening: Part 3 Reading: Part 7 |
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、長文問題に取り組む。
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6週 |
Listening: Part 3 Reading: Part 7 |
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、長文問題に取り組む。
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7週 |
Listening: Part 4 Reading: Part 7 |
Listening・Readingに関する基本的な語彙を理解し、長文問題に取り組む。
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8週 |
Listening: Part 4 Reading: Part 7 |
TOEIC IP testに対応できるような演習として、IPテスト時間内に、正確に解答できるような演習を行う。
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4thQ |
9週 |
Listening: Part 4 Reading: Part 7 |
TOEIC IP testに対応できるような演習として、IPテスト時間内に、正確に解答できるような演習を行う。
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10週 |
IP testに備える模擬問題 |
TOEIC IP testに対応できるような演習として、IPテスト時間内に、正確に解答できるような演習を行う。
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11週 |
Listening: Part 3&4に関連する演習 Reading: Part 6&7に関連する演習 |
これまで学習した語彙・文法事項を確認しつつ、時間内に正確に解答できるような演習を行う。
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12週 |
Listening:Part 3&4に関連する演習 Reading:Part 6&7に関連する演習 |
これまで学習した語彙・文法事項を確認しつつ、時間内に正確に解答できるような演習を行う。
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13週 |
Listening:Part 3&4に関連する演習 Reading:Part 6&7に関連する演習 |
これまで学習した語彙・文法事項を確認しつつ、時間内に正確に解答できるような演習を行う。
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14週 |
Listening:Part 3&4に関連する演習 Reading:Part 6&7に関連する演習 |
これまで学習した語彙・文法事項を確認しつつ、時間内に正確に解答できるような演習を行う。
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15週 |
前期・後期の学習のまとめ |
これまで学習した語彙・文法事項を確認しつつ、時間内に正確に解答できるような演習を行う。
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16週 |
Final Exam |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。 | 2 | |
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。 | 2 | |
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。 | 2 | |
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。 | 2 | |
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。 | 3 | |
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。 | 3 | |
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |