CAD/CAM/CAE

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 CAD/CAM/CAE
科目番号 0182 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 堤 博貴

到達目標

既に学んだ材料力学を二次元弾性学に発展させ,これを基本として設計に用いるために,プログラミング技術と関わりのある有限要素法について学習する.さらに,演習を行うことでより理解を深める.機械要素および機械構造物の設計に際し有効な解析手法である有限要素法について体得する.3年の機械設計法,材料力学をもとにした有限要素法の解析原理を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1有限要素解析法をもちいた数値計算を理解し使いこなせる有限要素解析法をもちいた数値計算を理解している有限要素解析法をもちいた数値計算を理解していない
評価項目2CADによる設計法を理解し使いこなせる有限要素解析法をもちいた数値計算を理解している有限要素解析法をもちいた数値計算を理解していない
評価項目3数値計算のプログラミングを作成し、応用できる数値計算のプログラミングを作成し、理解している数値計算のプログラミングを作成し・理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
既に学んだ材料力学を二次元弾性学に発展させ、これを基本として設計に用いるために、プログラミング技術と関わりのある有限要素法について学習する。さらに、演習を行うことでより理解を深める。
授業の進め方・方法:
講義は演習形式である。CAE演習を主な授業内容とする。
注意点:
履修中に使用する端末は共同利用設備である。担当教員の指示に従い、マナーを守って使用すること。
学修単位科目であるため、自己学習用として随時課題が与えられる。これにしっかり取り組むことが要求される。
SOLID WORKSをインストールしているパソコンを持参すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 曲げを受ける片持ちはりのCAE解析 曲げを受ける片持ちはりの工学解析を実施できる
2週 ねじりを受ける丸棒のCAE解析 丸棒のねじりの工学解析を実施できる
3週 引っ張りを受ける棒のCAE解析 引っ張りを受ける棒の解析を行うことができる
4週 厚肉円筒のCAE解析 内圧を受ける厚肉円筒の工学解析を実施できる
5週 応力集中と円孔を有する平板のCAE解析 円孔を有する平板の一軸引張りの工学解析を実施できる
6週 ねじりを受ける段付き棒のCAE解析 段付軸のねじりの工学解析を実施できる
7週 熱伝導解析 熱伝導解析を行うことができる
8週 はりの曲げ振動解析 はりの曲げ振動解析を行うことができる
4thQ
9週 落下解析 落下解析を行うことができる
10週 管内流れの解析 管内流れの解析を行うことができる
11週 管内流れの解析2 管内流れの解析を行うことができる
12週 電子基盤の熱解析 電子基盤の熱解析を行うことができる
13週 創造課題1 自ら工学問題を設定、解析することができる
14週 創造課題2 自ら工学問題を設定、解析することができる
15週 創造課題3 自ら工学問題を設定、解析することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。1
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。1
部品のスケッチ図を書くことができる。1
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4
情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。4
定数と変数を説明できる。4
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。4
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。4
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。4
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。4
条件判断プログラムを作成できる。3
繰り返し処理プログラムを作成できる。3
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000