ReadingⅤ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 ReadingⅤ
科目番号 00050 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 _Crossover 2_(第一学習社)、『学校語彙で学ぶTOEIC®テスト』(成美堂)、『アースライズ 総合英語』(数研出版)
担当教員 樫村 真由

到達目標

・これまでに習得したリーディング・スキル、語彙、構文の知識を活用し、テキストを正確に理解することができる。(精読)
・これまでに習得したリーディング・スキル、語彙、構文の知識を活用し、ある程度まとまった文章を速く正確に理解することができる。(速読)
・自分にあったレベルの英語の本を読み、辞書に頼らず、意味を推測しながら、英語を楽しく読む習慣を身につける。(多読)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達度レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1教科書で学んだリーディング・スキルを活用し、授業で扱う英文を正しく理解できる。教科書で学んだリーディング・スキルを活用し、授業で扱う英文をおおむね理解できる。教科書で学んだリーディング・スキルを理解し、授業で扱う英文を半分以上理解できる。教科書で学んだリーディング・スキルが理解できず、授業で扱う英文の理解もできない。
評価項目2辞書無しである程度の長さの入門的な英語の文章を毎分100語の速度で読み、正しく内容を理解できる。辞書無しである程度の長さの入門的な英語の文章を毎分100語の速度で読み、おおむね内容を理解できる。辞書無しで入門的な英語の文章を毎分100語の速度で読み、半分程度の内容を正しく理解できる。辞書無しで入門的な英語の文章を毎分100語の速度で読み、内容を正しく理解できない。
評価項目3自分が興味を持って読んだ英語で書かれた書籍または多読用図書について、決められた書式に合わせて正確に報告できる。自分が興味を持って読んだ英語で書かれた書籍または多読用図書について、決められた書式に合わせて報告できる。自分が興味を持って読んだ英語で書かれた書籍または多読用図書について、決められた書式を使って報告できる。自分が興味を持って読んだ英語で書かれた書籍または多読用図書について、決められた書式を使って報告できない。
評価項目4単語帳で学んだ語彙を理解し、80%以上正しく理解できていることを単語テストにおいてしめすことができる。単語帳で学んだ語彙を理解し、70%以上正しく理解できていることを単語テストにおいてしめすことができる。単語帳で学んだ語彙を理解し、60%以上正しく理解できていることを単語テストにおいてしめすことができる。単語帳で学んだ語彙を理解し、正しく理解できていることを単語テストにおいてしめすことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、精読、速読、多読を取り入れ、バランスよく英文読解力をつけていくことを目標としている。速読・精読については、Crossover 2を用いる。速読については、当該教材のオレンジ色の別冊を用い、辞書を使わずに短時間である程度の長さの英語の文章を読む力を鍛えていく。精読については、Crossover 2の本体冊子を使い、様々な英文に触れ、英語の文章構成を学ぶと共に、正しく読解することを目指す。多読については、図書館に配架された多読用図書や英語で書かれた書籍を使って、辞書を使わず、単語や英文の意味を推測しながら読む力を鍛えると共に、楽しく英文を読むという経験を積み、辞書が無くても英文を読みこなしていく力を習得することを目的としている。そのほか、学校から支給されている『学校語彙で学ぶTOEIC®テスト』を用いて、英文読解やTOEIC受験の際に必要となる語彙力を補強していく。
授業の進め方・方法:
精読は毎回の授業で行うものとし、速読と多読はおおよそ2:1の割合で授業に組み込む。授業に際しては、担当教員から連絡のあった予習を各自しっかりと行い、授業に臨むことを基本とする。精読では紙辞書または電子辞書を使って予習し、辞書を使って調べる習慣も身に着ける。授業においては、担当教員が準備するワークシートと教科書の問いを用いて精読を行っていく。多読については、多読を行う初回授業において、担当教員から説明する通り、記録をつけることが求められ、担当教員が提出を求めた際はその記録を提出することになる。単語テストについては、初回授業で担当教員から話がある。
注意点:
・予習に指定した内容を学修してあることを前提に授業を行う。
・テキスト、Grammarの授業で使用していた参考書、辞書、A4サイズのノート、A4サイズの2つ穴ファイルは毎回持参すること。
・受講者の習熟度に鑑みて、授業進度、授業内容を変更する場合がある。
・本科目の成績は定期試験の成績のみならず、予習・復習等の自学自習の実施状況も考慮して判断される。したがって、自学自習の習慣を身につけることが必要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス・速読 Lesson 1 授業の概要を聞き、本科目で学習していくことを理解することができる。速読教材を読み、内容を理解し、設問に正しく答えることができる。辞書の使い方の説明を受け、辞書に書かれている内容を理解することができる。
2週 精読 Lesson 1 「英語は空の公用語」を読み、概要や要点を理解することができる。
3週 速読 Lesson 2、多読 1、単語テスト1 「デジタルタトゥー」を読み、概要や要点を理解することができる。
4週 精読 Lesson 2、多読 2 「デジタルタトゥー」を読み、概要や要点を理解することができる。
5週 速読・精読 Lesson 3 「外国人労働者」を読み、概要や要点を理解することができる。
6週 速読・精読 Lesson 4、単語テスト2 「日常生活を素数でとらえよう」を読み、概要や要点を理解することができる。
7週 これまでの復習、多読3 これまでに学習した内容を振り返り、理解を深める。
8週 中間試験 これまでに学習した内容に基づいた試験において、学習した内容を示すことができる。
2ndQ
9週 中間試験振り返り、多読4 試験の解説を受け、これまでに学習した内容を振り返り、理解を深める。
10週 速読・精読 Lesson 5 「ヤングケアラーの実態」を読み、概要や要点を理解することができる。
11週 速読・精読 Lesson 6 分類しながら何かを説明する文章を読み、理解することができる。
12週 速読・精読 Lesson 7 分類しながら何かを説明する文章を読み、理解することができる。何かを分類して説明する際の有効な表現について理解することができる。
13週 調べ学習 実際の起こった出来事を報告する文章を読み、理解することができる。
14週 調べ学習の発表、これまでの復習、多読5 実際の起こった出来事を報告する文章を読み、理解することができる。事実を報告する際の有効な表現について理解できる。
15週 復習/期末試験対策
これまでに学習した内容を振り返り、理解を深める。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
英語運用能力の基礎固め説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前14
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前14,前15
英語運用能力向上のための学習英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14

評価割合

試験小テスト多読課題合計
総合評価割合7015510100
基礎的能力7015510100
専門的能力00000
分野横断的能力00000