基礎数学Ⅱ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 基礎数学Ⅱ
科目番号 00400 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 上野健爾監修 『高専テキストシリーズ 基礎数学 第2版』 森北出版株式会社
担当教員 小中澤 聖二,安富 義泰,井口 雄紀,波止元 仁,南出 大樹,青木 悠史郎

到達目標

1.三角比や三角関数の基本性質・相互関係・加法定理・正弦定理・余弦定理を用いて計算する事が出来る.
2.平面上の点・直線・円・2次曲線を図示し,その性質を調べる事が出来る.
3.様々な事象について、場合の数を求めることが出来る.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
三角関数三角関数についての応用問題を解く事が出来る.三角関数についての標準問題を解く事が出来る.三角関数についての基本問題を解く事が出来る.三角関数についての問題を解く事が出来ない.
平面図形図形の性質を調べ、その方程式を求めることが出来て、グラフを描くことが出来る.図形の性質を調べ、その方程式を求めることが出来る.円や直線の性質を理解し、その方程式を求めることが出来る.図形の性質を調べる事が出来ない.
場合の数様々な事象について、場合の数を求めることが出来る.基本的な事象について場合の数を求めることが出来る.基本的な事象について樹形図を用いて場合の数を求めることが出来る.事象について場合の数を求めることが出来ない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 C1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ものづくり携わる技術者としての基礎を作る為に,一般角と弧度法,三角比や三角関数の基本性質・相互関係・正弦定理・余弦定理・加法定理とその応用,平面上の点・直線・円を表す方程式、二次曲線、平面領域、個数の処理、二項定理を理解・習得する.
授業の進め方・方法:
基礎数学Ⅱは主に講義形式で行う.
注意点:
基礎数学Ⅰの内容を良く復習しておく事.予習、復習を行い、自学自習の習慣を身につけること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 三角比の基礎,弧度法,一般角 三角比の定義を理解している.三角比の値を用いて、辺や角の大きさを計算できる.
一般角について理解している.弧度法と度数法に単位換算ができる.
3週 三角関数(正弦・余弦・正接)三角関数の性質 三角関数の相互関係を用いて三角関数の計算が出来る.三角関数を含む方程式・不等式を解く事が出来る.
4週 三角関数のグラフ、三角関数と方程式・不等式 三角関数のグラフが描ける.三角関数を含む方程式・不等式を解く事が出来る.
5週 加法定理および加法定理から導かれる公式,三角関数の合成 加法定理を用いて三角関数の計算が出来る.加法定理から導出された色々な公式を用いて三角関数の計算が出来る.三角関数の合成が出来る.
6週 三角比、正弦定理 三角比の計算が出来る.正弦定理を用いて、辺の長さや角の大きさ、外接円の半径を計算出来る.
7週 余弦定理,三角形の面積 余弦定理を用いて、辺の長さや角の大きさを計算出来る.三角形の面積を三角比を用いて計算出来る.
8週 後期中間試験
4thQ
9週 点と直線 平面のさまざまな点の座標を求めることが出来る.平行条件、垂直条件を理解し、直線の方程式を求めることが出来る。
10週 円の方程式を求めることが出来る.
11週 二次曲線 楕円、双曲線、放物線の性質を理解し、焦点を求めグラフを描くことが出来る.
12週 平面上の領域 不等式で表された領域を図示出来る.
13週 個数の処理 さまざまな事象について場合の数を計算出来る.
14週 二項定理 二項定理を用いて、整式を展開出来る.
15週 総合演習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学角を弧度法で表現することができる。3後2
鋭角の三角比及び一般角の三角関数の値を求めることができる。3後2,後3,後4
三角関数の性質及びグラフを理解し、三角関数を含む方程式・不等式を解くことができる。3後2,後3
加法定理を利用できる。3後5,後6
与えられた二点から距離や内分点を求めることができる。3後10
直線及び円の方程式を求めることができる。3後10
二次曲線について、方程式とグラフの概形の関係を説明できる。  3後11
不等式の表す領域を図示できる。3後10
積の法則及び和の法則を利用して場合の数を求めることができる。3後14,後15
積の法則と和の法則を理解し、順列及び組合せの計算ができる。3後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000