情報基礎

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報基礎
科目番号 20150 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 情報リテラシー(技術評論社)、30時間でマスターOffice2021(実教出版)
担当教員 綾野 秀樹,伊藤 浩,玉田 耕治,新國 広幸,木村 知彦,武田 美咲,根本 雄介

到達目標

・学生生活を送る上で、最低限必要な初歩のコンピュータの知識と技術を習得し,コンピュータとソフトウェアを適切に使うことができる。
・情報と社会とのつながり及びそれを支える技術を理解し、適切に情報を収集・整理することができる。
・自分の考えや意見をまとめて、プレゼンテーションすることができる。また,自力で物事を考え、情報の知識を発展させることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
学生生活を送る上で、最低限必要な初歩のコンピュータの知識と技術を習得し,コンピュータとソフトウェアを適切に使うことができる。コンピュータを利用する上で必要な知識と技術を十分に習得し,学生生活を送る上でコンピュータを自由に活用できるリテラシを身に着けている.コンピュータを利用するために必要な基礎的な知識と技術を習得し,学生生活を送る上で必要なリテラシを身に着けている.コンピュータに基礎的な知識と技術をある程度理解しており,学生生活を送る上で必要最低限のリテラシを身に着けている.コンピュータに基礎的な知識と技術の習得が不十分であり,学生生活を送る上で必要なリテラシを身に着けていない.
情報と社会とのつながり及びそれを支える技術を理解し、適切に情報を収集・整理することができる。コンピュータやネットワークに関係する様々な脅威を十分に把握し,適切な対処法を理解している.また,ネットワーク等の社会基盤を活用して適切に情報収集,整理を行うことができる.コンピュータやネットワークに関係する様々な脅威をある程度把握し,回避することができる.また,ネットワーク等の社会基盤の一部を活用して適切に情報収集,整理を行うことができる.コンピュータやネットワークに関係する様々な脅威について最低限の知識を有している.また,ネットワーク等の社会基盤を使い,必要最低限の情報収集,整理を行うことができる.コンピュータやネットワークに関係する様々な脅威について理解できておらず,適切な対応ができない.また,ネットワーク等の社会基盤を使い,情報収集,整理を行うことができない.
自分の考えや意見をまとめて、プレゼンテーションすることができる。また,自力で物事を考え、情報の知識を発展させることができる。適切なソフトウェアを十分に活用して,考えや意見をまとめたり,発表することができる.また,ネットワーク上の情報を参照して自力で物事を考え、情報の知識を発展させることができる。適切なソフトウェアの一部の機能を用いて,考えや意見をまとめたり,発表することができる.また,ネットワーク上の情報を参照して自力で物事を考えたり,情報の知識を得ることができる.最低限のソフトウェア機能を用いて,考えや意見をまとめたり,発表することができる.また,ネットワーク上の情報を参照して必要最低限の知識を得ることができる.考えや意見をまとめたり,発表するためのコンピュータソフトウェアを活用できない.ネットワーク上の情報を参照して必要な知識を得ることができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電算機室において、1人1台のコンピュータを使って実習を行う(各自で持参したコンピュータを用いて実習を行ってもらうが、所持していない学生には貸し出し用コンピュータを用意している)。
授業は各自が課題を参照して演習形式で行うものとする。
授業の進め方・方法:
毎回、課題が出題されるので、説明資料・教科書を見て解いていく。課題は指定された場所(課題提出システム等)に提出する。基本的に課題はその日のうち、遅くとも次回の授業が始まるまでに提出を完了する。成績は毎回の課題のみで評価する。
注意点:
課題提出が遅れた場合、1課題遅れるごとに2点減点。
解答内容に不備や不測がある場合は再提出が指示され、指定期日までに不備・不足を解消して提出があった場合は、減点分は回復(締切超過、かつ不備不足のある場合、締切超過分の減点は回復しない)。
未提出者、および内容に不備・不足がある課題が指定期日までに提出されなかった場合、当該課題の得点は期日指定時点での得点で確定。
課題点が60点未満の場合または、必修課題のうち1つでも未提出課題があればD評価となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,Windowsへのログイン,Office365の利用 パソコンへのログイン、インターネットアクセス、Windowsの使い方、文章作成、Office365によるメールの送信ができる。
2週 共通システム利用e-learning 共通システムを利用する上でのリテラシーを身に着ける。
3週 コンピュータの仕組み,文字・画像・動画
コンピュータの仕組み、コンピュータ上での文字・画像・動画の表現形式等について理解する。
4週 Wordの使い方 Wordの基礎を理解する。
5週 Wordの使い方 Wordの基礎を理解する。
6週 情報の調べ方・まとめ方 ネットワークを使った情報収集、調査方法、レポートのまとめ方を理解する。
7週 コンピュータとネットワーク,情報とセキュリティ ネットワークとセキュリティのしくみを理解する。
8週 情報と法律,Webによる情報発信 WebやSNSの仕組み、知的所有権、個人情報保護法について理解する。
2ndQ
9週 Excelの使い方 Excelの基礎を理解する。
10週 Excelの使い方 Excelの基礎を理解する。
11週 PowerPointの使い方 PowerPointの基礎を理解する。
12週 PowerPointの使い方 PowerPointの基礎を理解する。
13週 アルゴリズム 簡単な問題に対して、それを解くアルゴリズムを発見し、またアルゴリズムが複数存在することを理解する。
14週 プレゼンテーション プレゼンテーションシートの作り方、プレゼンテーションの方法を理解する。
15週 まとめ 全体のまとめを行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。3前6
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。3前3
コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取扱いができる。3前3
アナログ情報とデジタル情報の違いと、コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。3
情報を適切に収集・取得できる。3
基礎的なプログラムを作成できる。3前3
計算機を用いて数学的な処理を行うことができる。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。3
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を説明できる。3
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し、情報の送受信を行うことができる。3
情報通信ネットワークの仕組みや構成及び構成要素、プロトコルの役割や技術についての知識を持ち、社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる。3前7
情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。3
情報セキュリティを支える暗号技術の基礎を説明できる。3
情報セキュリティに基づいた情報へのアクセス方法を説明できる。3
情報や通信に関連する法令や規則等と、その必要性について説明できる。3
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。3
情報セキュリティを運用するための考え方と方法を説明できる。3

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000