健康と福祉

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 健康と福祉
科目番号 0017 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 大学生の健康・スポーツ科学
担当教員 黒田 一寿

到達目標

健康と社会福祉の概念および関係性について理解し、自らのウェルネスを他者との関係や社会とのつながりの視点も踏まえつつ考察し、それを実践していくためのリテラシーを身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
目的理解健康と社会福祉の概念を理解し、自他の健康づくりに、主体的に取り組む姿勢をもっている健康と社会福祉の概念を理解し、自らの健康づくりの重要性を認識している健康と社会福祉の概念を十分に理解できず、健康づくりの重要性が認識できない
基礎知識健康づくりに必要な知識やリスクを積極的に学び、実践に結び付けることができる健康づくりに必要な基礎的知識やリスクを学び、実践に結び付けることの重要性を理解している健康づくりに必要な基礎的知識やリスクを習得しておらず、実践する意志もない
問題解決ウェルネスや現代社会が抱える問題について主体的に考え、解決しようとする姿勢をもっているウェルネスや現代社会が抱える問題について関心をもち、解決の必要性を理解しているウェルネスや現代社会が抱える問題について無関心である

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 B1 説明 閉じる
学習・教育目標 D1 説明 閉じる
学習・教育目標 D3 説明 閉じる
JABEE (f) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
健康と社会福祉の概念と両者の関係について理解し、自らの健康づくりを他者との関係性や社会とのつながりの視点で考察し、実践していくための基礎的事項を学習する。
授業の進め方・方法:
テキストや参考資料を用いて、健康づくりに必要な知識やリスクの理解を目指す。グループでの情報交換やディスカッションを通じて、考え方や価値観の多様性を学び、自らの考えを深彫りする。
注意点:
健康や社会福祉について自らの生活場面にひきつけて考え、自身の意見を表明していく姿勢を重視する。同時に他者の意見に耳を傾け、多様な考え方を受け入れ、自らの考えを深める態度を大切にする。各週の学習内容は,社会の関心事となっている時事に応じて変更することがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
健康とは?
授業の概要、内容・方法、進め方、評価方法、注意点について理解する。WHOの健康の定義を確認し、マインドマップを用いて自身の健康概念を確認する。
2週 ワークショップ
少年マルコの物語
健康の社会的な側面について考えるワークショップを行う。
3週 生活習慣と健康 生活習慣や食事バランスと健康との関係について考える。
4週 救急法・応急処置 AEDの使用法と、事故が生じた際の応急処置についても学ぶ。
5週 熱中症 暑熱環境下における運動の危険性と、熱中症症状がみられる際の対応方法について学ぶ。
6週 喫煙 喫煙の健康リスクについて知識を深め、関連する社会政策についも考える。
7週 飲酒 飲酒の健康リスクについて知識を深め、関連する社会政策についも考える。
8週 ロールプレイ
薬物乱用
薬物の健康リスクについて知識を深め、依存や関連する社会政策についも考える。また誘惑のリスクへの対応策をロールプレイを用いて考える。
2ndQ
9週 感染症 感染症に関する正しい知識や予防方法について学ぶ。
10週 身体のつくり 筋肉や骨格についての知識を深め、生理的なメカニズムについても学び、トレーニングの実践に役立てる。
11週 脳と心 脳と心の関係について多面的に考える知識を得る。
12週 精神疾患 精神疾患に関する正しい知識を深め、社会政策の歴史についても学ぶ。
13週 ワークショップ
障害と社会
障害の社会モデルについて学ぶ。
14週 健康の再定義 半年間の学習を踏まえ、WHOの健康定義から1歩進めた健康観について検討する。
15週
16週 振り返り
成績評価を確認し、15週間の学びをラーニングポートフォリオを用いて省察する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

授業内課題授業外課題相互評価取組姿勢合計
総合評価割合60102010100
基礎知識5000050
思考・論理101010030
議論・対話0001010
発表・共有0010010