プログラミング言語Ⅲ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 プログラミング言語Ⅲ
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 書名:図解 組込みマイコンの基礎 著者:中島敏彦 発行所:森北出版株式会社
担当教員 綾野 秀樹

到達目標

【目標】
組み込みシステムで使用されるマイクロコンピュータについて,ハード要素とソフト要素の基本知識を理解する。ハード要素としては,CPU,メモリ,タイマ,I/O機能について理解する。ソフト要素としては,初期設定,関数や変数,割り込み,内部動作について理解する。さらに,C言語によるプロプログラミングをアセンブリ言語の観点から見直し,構造を理解する。

【到達目標】
1.マイクロコンピュータを使用したプログラムを作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1マイクロコンピュータを使用したプログラムを自在に作成できる。マイクロコンピュータにおける,I/O設定,割り込み動作,AD変換設定,PWM動作を理解し,設定できる。マイクロコンピュータにおける,I/O設定,割り込み動作,AD変換設定,PWM動作を設定できない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
組み込みシステムで使用されるマイクロコンピュータについて,ハード要素とソフト要素の基本知識を理解する。ハード要素としては,CPU,メモリ,タイマ,I/O機能について理解する。ソフト要素としては,初期設定,関数や変数,割り込み,内部動作について理解する。さらに,C言語によるプロプログラミングをアセンブリ言語の観点から見直し,構造を理解する。
授業の進め方・方法:
プログラミング言語Ⅰ,Ⅱで学んだ内容を踏まえた科目である。また,創造電気実験Ⅲで実施するH8マイコンの内容をプログラミングの観点から見直す。
注意点:
レポートは期限を順守すること。授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ハード要素の学習(1)CPUとメモリ CPUとメモリについて理解する。
2週 ハード要素の学習(2)AD変換器とタイマ AD変換器とタイマについて理解する。
3週 ソフト要素の学習(1)マイコンで使用する言語 マイコンで使用する言語(アセンブラとC言語)についてその特性を理解する。
4週 ソフト要素の学習(2)数値と型と算術方法 マイコンで使用する数値と型と算術方法(浮動小数点演算,固定小数点演算など)を理解する。
5週 ソフト要素の学習(3)プログラミングの初期設定 プログラミングにおける初期設定を理解する。
6週 ソフト要素の学習(4)関数や変数 関数や変数について理解する。
7週 ソフト要素の学習(5)割り込みと例外処理 割り込みと例外処理について理解する。
8週 ソフト要素の学習(6)タイマー設定 タイマ設定について理解する。
4thQ
9週 プログラム演習(1)課題プログラミングの演習 課題プログラミングの演習を実施する。
10週 プログラム演習(2)課題プログラミングの演習 課題プログラミングの演習を実施する。小テスト(1)でIO設定に関して理解度を確かめる。
11週 プログラム演習(3)課題プログラミングの演習 課題プログラミングの演習を実施する。小テスト(2)でタイマー設定に関して理解度を確かめる。
12週 プログラム演習(4)課題プログラミングの演習 課題プログラミングの演習を実施する。小テスト(3)でAD変換設定に関して理解度を確かめる。
13週 プログラム演習(5)課題プログラミングの演習 課題プログラミングの演習を実施する。小テスト(4)でPWM設定に関して理解度を確かめる。
14週 プログラム演習(6)課題プログラミングの演習 課題プログラミングの演習を実施する。
15週 成果発表 成果発表により説明する能力を身につける。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野情報基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。3後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
整数、小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。3後3,後4,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
基数が異なる数の間で相互に変換できる。3後3,後4,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
基本的な論理演算を行うことができる。3後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
基本的な論理演算を組み合わせて任意の論理関数を論理式として表現できる。3後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合402000040100
基礎的能力402000040100