到達目標
1。様々システムのエネルギー,損失,効率を計算できるようになる。
2。システムに応じて,省エネルギーのための機器の選択が的確にできるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 様々なエネルギーの形態とそれぞれの関係を説明でき,システムのエネルギー・損失・効率を計算できる。 | 様々なエネルギーの形態とそれぞれの関係を説明できる。
システムのエネルギーを計算できる。
| 様々なエネルギーの形態とそれぞれの関係を説明できない。 |
評価項目2 | 主要な機器の特性を説明でき,省エネルギーのための機器選択と,運転方法をエネルギーの計算に基づいて説明できる。 | 主要な機器の特性を説明でき,省エネルギーのための機器選択と,運転方法を説明できる。 | 主要な機器の特性を説明できない |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
省エネルギー技術の対象とするシステムは多様な形態のエネルギーを取り扱う機器により構成される。省エネルギーを行うためには,システム全体のエネルギー効率が最大となる機器の構成と運転方法を決定する必要がある。このため,主要な機器の特性を理解し,システムの構成・運用による省エネルギーの実現方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
本科目では配布資料に基づいて講義を行い,演習問題を行う。
注意点:
電気回路,電磁気学,および物理で学んだ力学を前提に学習する。
電動機については詳細を「電磁エネルギー変換」によるとし本講義では基本特性,損失低減と可変速制御を学習する。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
地球温暖化とエネルギー問題 |
省エネルギー技術の意義を理解する。
|
2週 |
エネルギーの形態 |
様々なエネルギーの形態と損失を理解する。
|
3週 |
位置・運動エネルギーと損失 |
損失を考慮した物体の運動を理解する。
|
4週 |
回転運動のエネルギーと損失 |
回転運動を理解する。
|
5週 |
電動機の特性概説 直流電動機の特性
|
電動機の種類と特徴,効率計算の方法を理解する。 直流電動機の特性と運転方法を学ぶ。
|
6週 |
誘導電動機の特性 動機電動機の特性
|
誘導電動機と動機電動機の特性と運転方法を理解する。
|
7週 |
中間試験 |
|
8週 |
電動機の制御 |
電動機の速度制御方法を理解する。
|
2ndQ |
9週 |
電動力応用例(エレベータ,ファン,ポンプ)と必要なエネルギー |
電動機を応用したシステムのエネルギー計算方法を理解する。
|
10週 |
速度制御と電力回生による省エネルギー |
速度制御と電力回生による省エネルギーを理解する。
|
11週 |
熱計算・電気加熱 電気炉の熱計算
|
加熱に必要なエネルギーと熱抵抗を理解する。
|
12週 |
空気調和・給湯,ヒートポンプとその応用 |
空調・給湯による省エネルギー方法,ヒートポンプによる省エネルギー効果を理解する。
|
13週 |
照明 |
光源の特徴と,照明に必要なエネルギー計算方法を理解する。
|
14週 |
再生可能エネルギー 太陽光発電,風力発電,地熱発電概説
|
再生可能エネルギーの特徴を理解する。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
試験返却,解答解説 |
試験問題の解説により間違った箇所を理解できる.
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |