電気回路演習I

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気回路演習I
科目番号 0097 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 基礎電気回路ノートⅠ 小関修・光本真一著 電気書院
担当教員 田辺 茂,恒岡 まさき

到達目標

・オームの法則、分圧、分流を理解し、直流回路の合成抵抗、電流、電圧を計算することができる
・キルヒホッフの法則や重ねの理を理解し、直並列回路の電流を計算することができる
・電力、電力量を理解し、基本的な計算ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1オームの法則、分圧、分流を理解し、複雑な回路の合成抵抗、電圧、電流を計算できるオームの法則、分圧、分流を理解し、簡単な回路の合成抵抗、電圧、電流を計算できる簡単な回路の合成抵抗、電圧、電流を計算できない
評価項目2キルヒホッフの法則や重ねの理を自由に使いこなし、複雑な回路の電流を計算できるキルヒホッフの法則や重ねの理を理解し、直並列回路の電流を計算できるキルヒホッフの法則や重ねの理を用いて回路の電流を計算できない
評価項目3電力、電力量を理解し、応用問題が解ける電力、電力量を理解し、基本的な計算ができる電力、電力量についての基本的な計算ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目は電気・電子工学における重要な基礎科目である。
電気回路Ⅰの内容について、直流回路の計算、電力や電力量についての計算ができるようになることを目標とする。
授業の進め方・方法:
学生が自主的にテキストの演習問題の計算と回答をノートに書き、教員が到達度をチェックする。
注意点:
・アドバンストコース、レギュラーコースにクラス分けして演習を行う。 
・A4版のノートを用意して、演習問題の計算と回答を整理する。関数電卓を使用する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業への取り組み方を理解する
2週 直流回路の電流、電圧、抵抗 用語を理解し、電荷、電流、電圧を説明できる。また、オームの法則を説明し、電流、電圧、抵抗の計算ができる。
3週 直列回路、並列回路 直列・並列回路の合成抵抗や分圧・分流を理解し、計算できる
4週 直並列回路 直並列回路の合成抵抗や電圧・電流を計算できる
5週 倍率器、分流器 倍率器、分流器を理解し、簡単な計測器の計算ができる
6週 ブリッジ回路 ブリッジ回路を理解し、平衡条件を計算できる
7週 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則を理解し、回路の方程式を立てることができる
8週 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則を説明し、回路の計算ができる
2ndQ
9週 重ねの理 重ねの理を理解し、回路の方程式を立てることができる
10週 重ねの理 重ねの理を説明し、回路の計算ができる
11週 電流の作用 電力、電力量、ジュール熱を説明し、計算できる
12週 電流の作用 最大電力を得る条件を説明し、計算できる
13週 テブナンの定理、Y-Δ・Δ-Y変換 テブナンの定理やY-Δ・Δ-Y変換を理解し、計算できる
14週 ノート整理 今までの内容を整理して、不足部分を補う
15週 まとめ 目標達成度を自分で把握する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。2
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。3
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。3
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。3
重ねの理を説明し、直流回路の計算に用いることができる。3
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。3
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオノート提出合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000002020
専門的能力000008080
分野横断的能力0000000