プログラミング言語

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 プログラミング言語
科目番号 0101 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 書名:今すぐ使えるかんたんExcelマクロ&VBA―Excel 著者名:門脇 香奈子 出版社:技術評論社
担当教員 伊藤 浩

到達目標

本授業は電気工学科の中で、情報系科目の基礎となる科目である。電気工学でも必要となる最低限度のプログラミングの知識を修得することが目標である。その他、実験、研究を行う上で必須となっているソフトウェアの文章作成,表計算,図表,数値計算,プレゼンテーションなどを学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文章作成ソフトの機能を熟知し、応用できる。文章入力、数式、表が作成できる。基本的な文章入力ができない。
評価項目2マクロ機能を使って任意の関数を自分で作成でき、表計算ツールの機能を熟知し、応用できる。任意の関数機能を使い、表計算ができ、グラフに表示することができる。数値を入力し、表計算ができない。
評価項目3図、表、アニメーション機能など、プレゼンテーション機能に熟知し、応用できる。図、表を配置したプレゼンテーション資料を作成できる。基本的なプレゼンテーションファイルを作成できない。
評価項目4関数を組み合わせて、複雑な機能を持ったプログラムを作成できる。関数プログラムが作成でき、応用できる。基本的なプログラミングができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業ではプログラミング能力を養うために、授業では演習を中心に進める。利用するソフトウエアとし、マイクロソフトのワード、エクセル、パワーポイントを使い、入門的な内容から、工学で必要となる機能について学ぶ。特に、プログラミングでは、VBAを利用し、エクセル機能と組み合わせた演習課題に取組む。
授業の進め方・方法:
授業ごとに課題を出題する。授業の開始~30分程度は機能の説明、課題の説明を行い、残りの時間で課題に取り組む。最後に、課題を提出し、内容が基礎レベルに達していれば終了となる。課題が一つでも提出されていない場合は不合格となる。また、評価は課題ごとの評価点の平均値を最終的な評価点とする。
注意点:
本講義で利用するソフトのワード、エクセル、パワーポイントは演習室等で利用でき、放課後等で自主的に取組むことが望まれる。また、特殊な機能、環境は必要とせず、ソフトの標準機能でできる課題であるため、自宅学習も可能である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
文章作成演習1
授業の目標、内容、課題を理解する。
2週 ワードによる、数式、図、表の作成
演習課題2
ワードの各機能を理解する。
3週 エクセルによる表作成、表計算
演習課題3
エクセルの表計算機能を理解する。
4週 エクセルによるグラフ作成
演習課題4
エクセルのグラフ機能を理解する。
5週 パワーポイントによる資料作成
演習課題5
パワーポイント機能を理解する。
6週 今まで学んだ機能を利用した総合演習
演習課題6
各機能を総合的に利用することを理解する。
7週 エクセルマクロ機能の実行
演習課題7
マクロ機能の概要を理解する。
8週 エクセルVBAのプログラム
演習課題8
エクセルVBAのプログラムを理解する。
2ndQ
9週 エクセルVBAの制御命令1
演習課題9
エクセルVBAの制御命令を理解する。
10週 エクセルVBAの制御命令2
演習課題10
エクセルVBAの制御命令を理解する。
11週 エクセルVBAの対話型処理
演習課題11
エクセルVBAの対話型処理を理解する。
12週 エクセルVBAによる表計算
演習課題12
エクセルVBAと表計算を理解する。
13週 総合演習1:スロットゲームを作成する。
演習課題13
エクセルVBAプログラミングの応用を理解する。
14週 総合演習2:スロットゲームを作成する。(前回の続き) エクセルVBAプログラミングの応用を理解する。
15週 振り返り学習
演習課題14
授業で学んだ知識を振り返り、習得知識を理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野情報基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。2
プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。3

評価割合

課題発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力200000020
専門的能力800000080
分野横断的能力0000000