到達目標
1. 情報通信の基礎となる数理的知識を理解する。
2. 数理的知識を活用し、情報通信の基礎を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
情報量 | Iterative Dichotomiser 3アルゴリズムを使用できる。 | 情報量(情報エントロピー、情報利得)を理解し、計算できる。 | 情報量(情報エントロピー、情報利得)を計算できない。 |
伝送能力 | 情報の伝送能力を理解し、計算できる。 | 情報の伝送能力について理解できていないが、計算できる。 | 情報の伝送能力を計算できない。 |
画像の数値表現 | 画像を数値で表現することができる。 | 画像が数値で構成されていることを理解できる。 | 画像と数値の関係が理解できない。 |
最適化技法 | モデル、モデルパラメータ、評価関数の概念を理解し、最急勾配降下法による最適化を行うことができる。 | モデル、モデルパラメータ、評価関数の概念を理解しているが、最急勾配降下法による最適化を行うことができない。 | モデル、モデルパラメータ、評価関数の概念を理解していない。 |
情報圧縮 | 畳込みとプーリングを行うことができる。 | 畳込みとプーリングのいずれかを行うことができる。 | 畳込みとプーリングを行うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電話、携帯電話、パソコンなどを用いて、多くの人たちが様々な情報通信サービスを普段無意識のうちに享受している。本講義では、情報通信で用いられる数理的項目について学習し、その応用について幅広く扱う。
授業の進め方・方法:
授業では、まず課題を指定する(10分間)。その後、課題に沿って学び合いを行い、理解を深める(50分間)。最後に、学んだ内容を用紙にまとめ、提出する(30分間)。
注意点:
レポートを提出した場合、出席とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
情報通信工学の概要 |
情報通信工学の概要を知る。
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2週 |
情報量 (1) |
シャノンの提唱した情報エントロピーの概念について理解する。
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3週 |
情報量 (2) |
シャノンの提唱した条件付き情報エントロピーと情報利得の概念について理解する。
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4週 |
情報量 (3) |
キンランによるIterative Dichotomiser 3アルゴリズムについて理解する。
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5週 |
処理能力 (1) |
情報の伝送能力を見積もることができる。
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6週 |
処理能力 (2) |
計算機の演算能力を見積もることができる。
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7週 |
中間試験 |
中間試験
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8週 |
通信と最適化 (1) |
勾配法による最適化を学ぶため、微分積分と線形代数の復習を行う。
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2ndQ |
9週 |
通信と最適化 (2) |
モデル、モデルパラメータ、評価関数の概念について学ぶ。
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10週 |
通信と最適化 (3) |
勾配降下法により、1変数のモデルパラメータを最適化する技法について学ぶ。
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11週 |
通信と最適化 (4) |
勾配降下法により、多変数のモデルパラメータを最適化する技法について学ぶ。
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12週 |
畳込みとプーリング (1) |
情報圧縮の技術として、畳込みとプーリングを学ぶ。
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13週 |
畳込みとプーリング (2) |
情報圧縮の技術として、畳込みとプーリングを学ぶ。
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14週 |
期末試験 |
期末試験
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15週 |
予備日 |
安定した授業進度を確保するため、予備日を設ける。特に予備日が必要ない場合には、演習日とする。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 45 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 50 |
専門的能力 | 45 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |