解析Ⅱ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 解析Ⅱ
科目番号 0134 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 高専テキストシリーズ 微分積分2,微分積分2問題集 上野健爾(監修)高専の数学教材研究会(編) 森北出版
担当教員 井口 雄紀

到達目標

2重積分と累次積分,極座標変換を学ぶことを目標とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
類似積分により複雑な2重積分が計算出来る。類似積分により基本的な2重積分が計算出来る。2重積分の定義が理解できる。2重積分の定義が理解できない。
極座標変換により2重積分の計算が出来る。曲線で囲まれた領域の2重積分の計算が出来る。簡単な長方形領域の2重積分の計算が出来る。簡単な長方形領域の2重積分の計算が出来ない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 C1 説明 閉じる
JABEE (c) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
2変数関数の2重積分と累次積分,極座標変換を理解し,これらに関する基本的な計算能力を習得する.
授業の進め方・方法:
主に講義形式で行う.教科書や問題集の演習問題に取り組む事によって,学習内容の定着を図る.課題を課す事もある.
注意点:
基礎数学Ⅰ・基礎数学Ⅱ・微分積分Ⅰ・微分積分Ⅱ、線形代数Ⅰ・線形代数Ⅱで習った事を十分復習しておく事.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、2重積分 2重積分の定義を理解し、長方形領域の2重積分の計算が出来る.
2週 累次積分 曲線で囲まれた領域の2重積分が出来る.
3週 積分順序の交換 積分順序を交換して,2重積分を求める事が出来る。
4週 変数変換(置換積分) 変数変換とヤコビアンが理解できる。
5週 線型変換による2重積分 線型変換を用いて2重積分を求める事が出来る。
6週 極座標変換による2重積分 極座標変換を用いて2重積分を求める事が出来る。
7週 後期中間試験
8週 立体の体積 2重積分を用いて立体の体積を求める事が出来る。
4thQ
9週 広義積分への応用 2重積分を用いて広義積分を求める事が出来る。
10週 重心 2重積分を用いて重心を求める事が出来る。
11週 微分積分の復習1 1変数関数の微分の復習をする。
12週 微分積分の復習2 1変数関数の積分の復習をする。
13週 微分積分の復習3 2変数関数の偏微分の復習をする。
14週 微分積分の復習4 2変数関数の重積分の復習をする。
15週 学年末試験
16週 試験返却・問題解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。3
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。3
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000