アナログ回路Ⅰ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 アナログ回路Ⅰ
科目番号 0158 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 書名:よくわかる電子回路の基礎 著者:堀桂太郎 発行所:電気書院
担当教員 大前 佑斗

到達目標

ダイオード、トランジスタの基礎的な理論を理解するとともに、それに関連する計算を行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
直流と交流回路直流と交流回路を100%理解している。直流と交流回路を80%理解している。直流と交流回路を60%理解している。直流と交流回路を理解していない。
半導体半導体とダイオードを100%理解している。半導体とダイオードを80%理解している。半導体とダイオードを60%理解している。半導体とダイオードを理解していない。
トランジスタトランジスタを100%理解している。トランジスタを80%理解している。トランジスタを60%理解している。トランジスタを理解していない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (d) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は電気工学科で学ぶ電子回路のうちの1科目であり、電気電子技術者に必要な知識と技術を修得するために、アナログ回路の基本的な能動素子、増幅回路の特性と動作を学ぶ。
授業の進め方・方法:
はじめに当日学ぶ内容に関するレポート課題を配布する。教科書を読みながらそのレポートを作成し、当日中に提出する。この結果を、中間・期末試験の得点に反映させる。
注意点:
レポート課題の点数を中間・期末試験の点数に加点する。
自学自習は必須であるので、各自取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 接頭語、電子素子、半導体 接頭語、電子素子、半導体を理解する。
2週 キャリア、pn接合ダイオード、順方向特性と逆方向特性 キャリア、pn接合ダイオード、順方向特性と逆方向特性を理解する。
3週 アバランシェ現象とツェナー効果 アバランシェ現象とツェナー効果について理解する。
4週 アノードとカソード、発光ダイオード アノードとカソード、発光ダイオードについて理解する。
5週 コレクタ、エミッタ、ベース コレクタ、エミッタ、ベースの概念について理解する。
6週 演習 これまでの復習を行う。
7週 中間試験 試験問題を解くことができる。
8週 利得と増幅 利得と増幅の概念について理解する。
2ndQ
9週 エミッタ接地増幅回路 エミッタ接地増幅回路について理解する。
10週 トランジスタの特性 トランジスタの特性、出力特性、電流伝達特性、入力特性について理解する。
11週 固定バイアス回路 固定バイアス回路の概念について理解する。
12週 自己バイアス回路 自己バイアス回路について理解する。
13週 交流信号とバイアス回路 バイアス回路に対して交流信号が添加されたとき、どのような出力波形が得られるのか、描くことができる。
14週 演習 これまでの復習を行う。
15週 期末試験 期末試験を行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路ダイオードの特徴を説明できる。4前7
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。4前8
FETの特徴と等価回路を説明できる。4前9
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。4前11
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。4前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力3500001550
専門的能力3500001550