到達目標
授業の目標と概要:「現代技術史入門」では,「電気技術史」,「電子技術史」をキーワドにして,現代(19世紀から20世紀)の技術の発展を調査,分析し,さらに受講者による発表まで行う授業形式をとる.今年度は,前半で,電子技術史通史を講義および輪読形式で行い,後半は,現代技術の事例について授業者がそれぞれに調査し,発表を実施してもらう.こうした調査,発表により,資料調査の方法,分析の方法,プレゼンテーションの方法などについても学ぶ.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 輪読を行い、内容のほとんどを理解していること | 輪読を行い、内容の6割以上を理解していること | 輪読を行わず、また該当部分の理解を全くしていない |
評価項目2 | 調査テーマについて多くの資料を用いて分析していること | 調査テーマについて、必要最低限の資料を調べ、分析していること | 調査テーマについて、ほとんど調査を行わず、発表を行わない |
学科の到達目標項目との関係
JABEE (d)
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JABEE (f)
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教育方法等
概要:
文献講読の対象としては、19世紀の「電気技術史」,20世紀からの「電子技術史」をとりあげる。指定された資料、文献を輪読、発表することで、その内容を理解する。また、後半では、調査対象として、20世紀後半から21世紀に登場してきた、新規技術をトピックとして取り上げ、それに関する調査も、調査,分析の事例として取り上げる。
授業の進め方・方法:
前半は、関連する資料を輪読形式で内容を理解していく。そのことで、現代技術の特徴を理解することと、あわせて、輪読形式の進め方を学ぶ・後半は、現代技術の特徴を抽出するために、1つのテーマを設定し、それに関して調べ学習を行う。そのことで、具体的な技術内容に焦点を当てながら、現代技術がもつ技術的、社会的特徴を理解する。あわせて、関連する資料の収集法、分析法、発表法を学ぶ。
注意点:
3年次の「科学技術史」に関する基本的知識を前提とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
(1) オリエンテーション |
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2週 |
(2)電子技術の起源 |
船舶無線から国際無線へ
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3週 |
(3) 電子技術の起源
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ラジオから電波兵器へ
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4週 |
(4) 電子技術の起源 3 |
現代の電子技術
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5週 |
(5) 電子技術の起源 4 |
学生による文献輪読(1)
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6週 |
(6) 電子技術の起源 5 |
学生による文献輪読(2)
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7週 |
(7) 電子技術の起源 6 |
学生による文献輪読(3)
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8週 |
(8) 最近の電子機器 1 |
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4thQ |
9週 |
(9) 最近の電子機器 2
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10週 |
(10) 最近の電子機器 3
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学生による調査発表(1)
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11週 |
(11) 最近の電子機器 4
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学生による調査発表(2)
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12週 |
(12) 最近の電子機器 |
学生による調査発表(3)
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13週 |
(13) 電子技術史事典作成 |
1 発表 1
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14週 |
(14) 電子技術史事典作成 |
2 発表 2
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15週 |
(15) 電子技術史事典作成 |
3 発表 3
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 50 | 10 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 20 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |