英米文化論(教養ゼミⅠ)

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英米文化論(教養ゼミⅠ)
科目番号 0179 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 A Christmas Carol (Penguin)。参考図書・補助教材は適宜授業内で指示する。
担当教員 樫村 真由

到達目標

1.今までの英語学習で培った英語力を用いて、Charles Dickens原作のA Christmas Carolのretold版を読み、内容を理解し、まとめることができる。
2.授業内で扱われる19世紀イギリス文化について、知識や情報を得て、整理し、まとめることができる。
3.授業で学習したイギリス文学・文化を元に、グループで製作を行い、その成果を発表することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1Charles Dickens原作のA Christmas Carolのretold版を読み、内容を正しく理解し、正確にまとめることができる。Charles Dickens原作のA Christmas Carolのretold版を読み、内容を理解し、まとめることができる。Charles Dickens原作のA Christmas Carolのretold版を読み、内容を理解することができず、まとめることができない。
評価項目219世紀イギリス文化について、知識や情報を得て、上手に整理し、正確にまとめることができる。19世紀イギリス文化について、知識や情報を得て、整理し、まとめることができる。19世紀イギリス文化について、知識や情報をうまく整理し、まとめることができない。
評価項目3授業で学習したイギリス文学・文化を元に、グループで製作を行い、その成果を上手に発表することができる。授業で学習したイギリス文学・文化を元に、グループで製作を行い、その成果を発表することができる。授業で学習したイギリス文学・文化を元に、グループで製作を行うことができず、その成果を発表することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 B3 説明 閉じる
JABEE (f) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本ゼミでは、チャールズ・ディケンズのA Christmas Carol (1843年)を原作とretold版の両方を使いながら読んでいく。その際、クリスマスとはキリスト教においてどのようなものであるのかについて調べ、また、我々になじみ深いクリスマスツリー、クリスマスカードなどの風習がいつごろできていったのかを19世紀のイギリス文化と合わせて学習する。そのほか、ディケンズの物語がどのように当時の大衆娯楽の中に取り入れられていったのかなどについても触れる予定である。受講者は,A Christmas Carol の担当箇所や本ゼミのテーマと関連ある事項についての発表,クラスメートと共にプロジェクトを行う必要がある。
授業の進め方・方法:
Retold版のA Christmas Carol(Penguin)を主に読み進めながら、背景知識となる19世紀のイギリス文学を含む当時の文化について学ぶ。教科書を読むにあたって、担当者を割り振り、担当者は発表において、担当箇所のあらすじ、登場人物、重要と思われるシーンや表現、担当教員が指定した原作の文章抜粋について発表を行う。作品が書かれた当時の時代背景を知るために、19世紀ヴィクトリア朝文化・文学に関するテーマについて、科目担当者がミニレクチャー等を行い、それを元に、受講者自身が文献等を使って調査し、調査の成果をクラス内で発表するかたちで共有する。その他、授業で扱った作品に関連したグループプロジェクトを行い、その成果作品を発表する。
注意点:
授業に必要な連絡はKinqで連絡することがある。予習をしっかり行い、発表に向けて準備をすること。受講者の状況等に応じて、授業内容を若干変更することがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本科目で学習する事項をシラバスを元に説明を受け、理解することができる。
2週 Chap. 1, 担当決め、プレゼンテーションについて A Christmas Carolの内容を理解することができる。
3週 Chap. 1, イギリス文学と文化#1 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作家チャールズ・ディケンズについて知識を得て、それを整理することができる。
4週 プロジェクトに関するグループワーク
担当教員とのカンファレンス
グループプロジェクトの発表に向けて、テーマに沿った準備を進めることができる。
5週 Chap. 2, イギリス文学と文化#2 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
6週 Chap. 2, イギリス文学と文化#3 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
7週 Chap. 3, イギリス文学と文化#4 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
8週 プロジェクトに関するグループワーク
担当教員とのカンファレンス
グループプロジェクトの発表に向けて、テーマに沿った準備を進めることができる。
4thQ
9週 Chap. 3, イギリス文学と文化#5 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
10週 Chap. 4, イギリス文学と文化#6 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
11週 Chap. 5, イギリス文学と文化#7 A Christmas Carolの内容を理解することができる。作品の背景にある文化に関する知識を得て、それを整理することができる。
12週 プロジェクトに関するグループワーク
担当教員とのカンファレンス
グループプロジェクトの発表に向けて、テーマに沿った準備を進めることができる。
13週 プロジェクト成果発表 グループプロジェクトの成果を発表することができる。
14週 プロジェクト成果発表 グループプロジェクトの成果を発表することができる。
15週 まとめ 本科目で学習したことを概観し、今後の学習目標を立てることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオグループプロジェクト合計
総合評価割合25251002020100
基礎的能力151010010550
専門的能力55005520
分野横断的能力5100051030