地球・環境・省エネルギー

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 地球・環境・省エネルギー
科目番号 00660 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 地学基礎(第一学習社)、ネオパルノート地学基礎(第一学習社)
担当教員 高橋 幹弥

到達目標

社会や地球環境の中で、技術者としての姿勢を考える上で必要となるであろう環境問題や地球・宇宙に関する知識・意見を身につける。この授業では、次のような到達目標を設定する。
1. 地球について、環境学や省エネルギーの観点から理解し、基本的な事項を説明することができる。
2. 環境問題や自然災害と科学技術との関わりについて考え、自分の意見を持つことができる。
3. 地球や宇宙について、地球科学や物理学の観点から理解し、基本的な事項を説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1環境学や省エネルギーの観点から見た地球に関する基本的な事項を理解し、説明できるとともに、地球科学や物理学的観点から見た地球と関連づけることができる。環境学や省エネルギーの観点から見た地球に関する基本的な事項を理解し、説明できる。環境学や省エネルギーの観点から見た地球に関する基本的な事項を理解できる。環境学や省エネルギーの観点から見た地球に関する基本的な事項を理解できない。
評価項目2環境問題や自然災害と科学技術の関わりについて考え、自分の意見を持つことができるとともに、それを生かしたものづくりを検討できる。環境問題や自然災害と科学技術の関わりについて考え、自分の意見を持つことができる。環境問題や自然災害と科学技術の関わりについて考えることができる。環境問題や自然災害と科学技術の関わりについて考えることができない。
評価項目3地球科学や物理学の観点から見た地球や宇宙に関する基本的な事項を理解し、説明できるとともに、環境学や省エネルギーの観点から見た地球と関連づけることができる。地球科学や物理学の観点から見た地球や宇宙に関する基本的な事項を理解し、説明することができる。地球科学や物理学の観点から見た地球や宇宙に関する基本的な事項を理解できる。地球科学や物理学の観点から見た地球や宇宙に関する基本的な事項を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地球環境や省エネルギーに関する事項や問題を学び、社会の中の技術者としての姿勢を考える。また、物理学的観点から地球・宇宙の誕生や構造を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義・グループワーク形式で授業を行う。授業内容に関する簡単な課題を課すことがある。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習として、予習・復習を行うこと。
注意点:
学修単位科目であるので、課題等を含め自学自習が必要である。
評価割合の項目別では、それぞれ次の評価を行う。「試験」は期末試験の成績である。なお。中間試験は行わない。「課題」は授業内容に関する演習や課題等のレポートの成績である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本授業の全体像を概観し、本授業の目的を明確にする。
2週 脱炭素社会とSDGsの身近な例 脱炭素社会とSDGsを身近に捉え、自分の意見を持つことができる。
3週 エネルギーの利用 身近に溢れる様々な形態のエネルギーとその利用に関する基本的な説明ができる。
4週 環境問題と科学技術 環境問題と科学技術の関わりついて考え、自分の意見を持つことができる。
5週 自然災害と科学技術 自然災害と科学技術の関わりについて考え、自分の意見を持つことができる。 
6週 地球の外観 地球の外観や内部構造に関する基本的な説明ができる。
7週 地球大気の構造 地球大気やエネルギー収支に関する基本的な説明ができる。
8週 地球周辺の環境1 万有引力を受ける物体の運動方程式やケプラーの法則を説明することができる。
4thQ
9週 地球周辺の環境2 地球周辺の環境や太陽系に関する基本的な説明ができる。地震や火山活動について基本的な説明ができる。
10週 太陽系周辺の環境 太陽系周辺の環境や我々の住む銀河に関する基本的な説明ができる。
11週 天の川銀河周辺の環境 我々の住む銀河周辺の環境や宇宙全体の構造に関する基本的な説明ができる。
12週 宇宙大規模構造と宇宙の誕生 宇宙全体の構造や宇宙の誕生に関する基本的な説明ができる。
13週 星の構造と進化 星の構造や進化に関する基本的な説明ができる。
14週 宇宙における様々な天体 宇宙に存在する様々な天体に関する基本的な説明ができる。
15週 本科目のまとめ 本科目で学んだ内容を概観できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス・アースサイエンスライフサイエンス・アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3後11
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3後8
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3後8
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3後8
マグマの生成と火山活動を説明できる。3後9
地震の発生と断層運動について説明できる。3後9
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3後8
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3後9
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3後10
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3後10
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3後10
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3後10
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3後12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合50000050100
基礎的能力50000050100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000