電気回路Ⅰ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気回路Ⅰ
科目番号 30190 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 電気回路教本 第2版 橋本洋志 オーム社
担当教員 安田 利貴

到達目標

・オームの法則、分圧、分流を理解し、直流回路の合成抵抗、電流、電圧を計算することができる
・キルヒホッフの法則や重ねの理を理解し、直並列回路の電流を計算することができる
・抵抗の性質、電力、電力量を理解し、基本的な計算ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1オームの法則、分圧、分流を理解し、複雑な回路の合成抵抗、電圧、電流を計算できるオームの法則、分圧、分流を理解し、簡単な回路の合成抵抗、電圧、電流を計算できる簡単な回路の合成抵抗、電圧、電流を計算できる簡単な回路の合成抵抗、電圧、電流を計算できない
評価項目2キルヒホッフの法則や重ねの理を自由に使いこなし、複雑な回路の電流を計算できるキルヒホッフの法則や重ねの理を理解し式を立てて直並列回路の電流を計算できるキルヒホッフの法則や重ねの理を用いて回路の電流を計算できるキルヒホッフの法則や重ねの理を用いて回路の電流を計算できない
評価項目3抵抗の性質、電力、電力量を理解し、応用問題が解ける抵抗の性質、電力、電力量を理解し、基本的な計算ができる抵抗の性質、電力、電力量についての基本的な計算ができる抵抗の性質、電力、電力量についての基本的な計算ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目は電子工学における重要な基礎科目である。
電気回路の基本的な考え方を学び、直流回路の計算、電力や電力量についての計算ができるようになることを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義の他に課題提出を課し、学生が自主的に取り組めるようにする。
注意点:
提出期限までに課題を提出すること。
理解を深めるためにも、予習、復習等の自学自習が必要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業への取り組み方を理解する.単位を理解する.
2週 直流回路の電流、電圧、抵抗 用語を理解し、電荷、電流、電圧を説明できる。また、オームの法則を説明し、電流、電圧、抵抗の計算ができる。
3週 直列回路、並列回路 直列・並列回路の合成抵抗や分圧・分流を理解し、計算できる
4週 直並列回路 直並列回路の合成抵抗や電圧・電流を計算できる
5週 倍率器、分流器 倍率器、分流器を理解し、簡単な計測器の計算ができる
6週 ブリッジ回路 ブリッジ回路を理解し、平衡条件を計算できる
7週 中間試験 教科書、演習教材程度の問題を解くことができる
8週 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則を理解し、回路の方程式を立てることができる
2ndQ
9週 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則を説明し、回路の計算ができる
10週 重ねの理 重ねの理を理解し、回路の方程式を立てることができる
11週 重ねの理 重ねの理を説明し、回路の計算ができる
12週 電流の作用 電力、電力量、ジュール熱を説明し、計算できる
13週 電流の作用 最大電力を得る条件を説明し、計算できる
14週 抵抗の性質と温度依存性 抵抗の性質や温度依存性について理解し、説明できる
15週 抵抗の性質と温度依存性 抵抗の性質や温度依存性について理解し、説明できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。4前2
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。4前2,前3,前4,前5,前7,前15
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。4前8,前9,前15
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。4前3,前4,前5,前6,前7,前15
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。4前6,前7
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。4前12,前13,前15
重ねの理を用いて、回路の計算ができる。3前10,前11

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力3000001545
専門的能力4000001555
分野横断的能力0000000