電子工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電子工学実験Ⅱ
科目番号 0014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電子工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 オリジナルテキスト
担当教員 永吉 浩,安田 利貴,水戸 慎一郎

到達目標

各種電子部品の特性と使い方を理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種デバイスの動作原理を理解している各種デバイスの特性を理解している各種デバイスの区別がつかない
評価項目2各種計器の使い方をよく理解している。各種計器の基本的な使い方は理解している使い方がわからない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各種電子部品を用いた実験を通じてそれぞれの動作原理、使い方を理解する。各種計器の使い方に慣れる。
授業の進め方・方法:
実験当日にレポートまで終えて提出する。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 負荷線 負荷線の意味を理解する
2週 負荷線 実験と理論に比較により理解を深める
3週 ツエナーダイオード ツエナーダイオードの使い方を学習する
4週 光センサ1 SiフォトダイオードとCdSセンサの特性を理解する
5週 光センサ2 SiフォトダイオードとCdSを用いた光検出回路の理解
6週 光センサ3 RGBカラーセンサの特性を理解する
7週 光センサ4 反射型光センサ、フォトインタラプタの動作原理と応用方法を理解する
8週 誘導起電力 ダイナミックスピーカー、DCモーターを用いた発電実験
2ndQ
9週 整流回路1 半波整流回路、全波整流回路の基礎を理解する
10週 整流回路2 CT付トランスの理解と、これを用いた正負電源回路
11週 検波回路 AM変調波の理解と、検波、フィルタ回路の理解
12週 シングル波の観測 デジタルオシロスコープの使い方を理解する
13週 トランジスタスイッチ回路1 トランジスタのスイッチ動作について理解する
14週 トランジスタスイッチ回路2 トランジスタスイッチ回路の周波数特性、応用回路について理解する
15週 メカニカルリレー メカニカルリレーの基本構造、使い方を理解する
16週 温度センサ 各種温度センサの動作を理解する
後期
3rdQ
1週 コンパレータとPWM波の発生 PWMについて理解する
2週 PWMモータードライブ DCモーターをPWM制御する
3週 音の発生と入力1 各種マイクロフォンの動作原理と特性を理解する
4週 音の発生と入力2 圧電スピーカー、ダイナミックスピーカーの簡単なドライブ方法を理解する
5週 電力計測 電力の測定方法を理解する
6週 DCモーターの特性 DCモーターの特性、電磁ブレーキの原理を理解する
7週 アナログタイマー アナログタイマーの動作原理を理解する
8週 OPAMP基本回路1 OPAMP基本回路の動作原理を理解する
4thQ
9週 OPAMP基本回路1 OPAMP基本回路の動作原理を理解する
10週 ステッピングモーター ステッピングモーターの動作原理を理解する
11週 CR結合増幅回路1 CR結合増幅回路の基礎を理解する
12週 CR結合増幅回路1 CR結合増幅回路の基礎を理解する
13週 アナログパワーアンプ アナログパワーアンプの基礎を理解する
14週 パルストランス パルストランスの基礎を理解する
15週 加速度センサ 加速度センサの特性を理解する
16週 振動ジャイロ 振動ジャイロの特性を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。2
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。2
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。2
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。1
半導体素子の電気的特性の測定法を習得し、実験を通して理解する。2
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。2
論理回路の動作について実験結果を考察できる。2
専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。1
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。3
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。3
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。1
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。1
各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000006060
専門的能力0000040 40
分野横断的能力0000000