現代社会論

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 現代社会論
科目番号 0038 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『現代社会』山川出版社、『倫理』(第一学習社)
担当教員 村瀬 智之

到達目標

1.現代社会に関する知識を利用しながら、批判的に考えることができる。
2.複数の人々との対話の中で、しっかりと聴くこと、問うこと、その対話を楽しむことができる。
3.学習を通して得た知識を利用しながら、自身で新たな問題を立てる(課題設定をする)とともに、複数の人々との対話の中で自らの考えを論理的に表現することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1現代社会に関する知識を利用しながら、批判的に考えることができる。現代社会に関する知識を利用しながら、考えることができる。現代社会に関する知識を理解している。現代社会に関する知識を理解していない。
評価項目2複数の人々との対話の中で、聴くこと、その対話を楽しむことができる。複数の人々との対話の中で、人の話を聴き、その対話を楽しむことができる。複数の人々との対話に参加し、その対話を楽しむことができる。複数の人々との対話に参加したり、楽しむことができない。
評価項目3学習を通して得た知識を利用しながら、自身で新たな問題を立てる(課題設定をする)とともに、複数の人々との対話の中で自らの考えを論理的に表現することができる。自分で問題を立てる(課題設定をする)とともに、複数の人々との対話の中で自らの考えを表現することができる。問題を立て(課題設定をし)、複数の人々との対話に参加することができる。問題を立て(課題設定をし)たり、複数の人々との対話に参加することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期に行った「対話としての哲学・倫理入門」に引き続き、クラスでの対話(議論)を通して、深く考えることを目的に授業を行なう。
本授業では、現代社会に生きる市民として必要となる基本的事項を学ぶとともに、それらを利用して、現在の社会的問題について考える。
本教科では、前期科目「対話としての哲学倫理入門」に引き続き、汎用的四技能(課題設定・習得収集・分析・発表)のうち、特に、課題設定と分析の力を養う。具体的には、問いを考え議論することであるが、現代社会の複雑な問題に対して、より的確な課題設定と精確な分析を目指す。
授業の進め方・方法:
授業では、現代社会を理解する上で重要となる考え方を学ぶとともに、それを基にクラス全体ないしグループ、あるいは、紙上での対話を行う。
注意点:
参加型の授業であるため、対話に積極的に参加することが求められる。積極的な参加とは、発言することだけを意味するのではなく、しっかりと聴くことも含まれる。そして、何よりも他の人の発言を受けて、自らが考えを深めることがもっとも重要な「積極的参加」の意味である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション 前期の授業を踏まえて、具体的な社会問題について共に考えていくことを実践から学ぶ。
2週 科学技術と現代社会1 現代社会を特徴づける科学技術の諸相について学び、それらが引き起こしている問題について考える。
3週 科学技術と現代社会2 現代社会を特徴づける科学技術の諸相について学び、それらが引き起こしている問題について考える。
4週 科学技術と現代社会3 現代社会を特徴づける科学技術の諸相について学び、それらが引き起こしている問題について考える。
5週 社会・国家とは何か?1 現代の民主国家の基本原理を知り、それらの意義について考える。
6週 社会・国家とは何か?2 現代の民主国家の基本原理を知り、それらの意義について考える。
7週 社会・国家とは何か?3 現代の民主国家の基本原理を知り、それらの意義について考える。
8週 中間試験
4thQ
9週 基本的人権1 基本的人権について理解を深め、今後の社会にどのように活かしていくかを考える。
10週 基本的人権2 基本的人権について理解を深め、今後の社会にどのように活かしていくかを考える。
11週 基本的人権3 基本的人権について理解を深め、今後の社会にどのように活かしていくかを考える。
12週 現代社会の諸問題1 これまでの学習を踏まえて、現代社会の諸問題について複数の人々と共に考えていく。
13週 現代社会の諸問題2 これまでの学習を踏まえて、現代社会の諸問題について複数の人々と共に考えていく。
14週 現代社会の諸問題3 これまでの学習を踏まえて、現代社会の諸問題について複数の人々と共に考えていく。
15週 現代社会の諸問題4 これまでの学習を踏まえて、現代社会の諸問題について複数の人々と共に考えていく。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験その他(授業内での活動、レポート等)合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000