到達目標
1. 3年次までの学習を基礎として、TOEIC過去問題の演習を通して、基礎~中級レベルの表現を「聞くこと(リスニング)」「読むこと(リーディング)」において認識、理解することを目指す。
2. 各自の進学やキャリア計画の達成に必要な英語力を考え、TOEICスコアという方法で自己の学習をモニターし、考察して今後の目標と学習計画を立てる。
3.授業を通して自律的学習者の育成、3年次に取得した自己のTOEIC IPスコアの更なる伸長を目指す。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | リスニングテストの英語を聞いて、音声認知と意味認知ができる。問題を解いて70%以上正解することができる。 | リスニングテストの英語を聞いて、音声認知と意味認知がある程度できる。正しい選択肢を選び、50%以上正解することができる。 | リスニングテストの英語を聞いて、音声認知と意味認知がほとんどできない。正しい選択肢を選ぶことができない、又は選択肢を読み、理解することができない。 |
評価項目2 | Part5・6の英文を読んで、正解を選ぶためにポイントとなる文構造と文法の理解ができる。問題を解いて70%以上正解することができる。 | Part5・6の英文を読んで、正解を選ぶためにポイントとなる文構造と文法の理解がある程度できる。問題を解いて50%以上正解することができる。 | Part5・6の英文を読んで、正解を選ぶためにポイントとなる文構造と文法の理解ができない。又は選択肢を読み、理解することができない。 |
評価項目3 | Part7の簡単な英文を読んで、設問の解答がある箇所を素早く探すことができる。問題を解いて70%以上正解することができる。 | Part7の簡単な英文を読んで、設問の解答がある箇所を探すことができる。問題を解いて50%以上正解することができる。 | Part7の簡単な英文を理解できない。又は設問、選択肢を読み、理解することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE (f)
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学習・教育目標 B3
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教育方法等
概要:
TOEICテストで求められるリスニングとリーディングの能力について、英語力の基礎を確認しつつ、実践的に実際のテストに慣れて、スコアアップを狙った授業展開をおこなう。
授業の進め方・方法:
毎回の授業で必ずリスニングの訓練をして耳をならす。また語彙を確実に身につける。そのうえで、前期はTOEICの各Partについて詳しく解説し、後期は問題を解く回数を多くして慣れることを目指す(数種類の難易度の異なる練習問題を用意して、それぞれの学生が各自の実際の能力を考えて、それに応じたトレーニングをおこなう工夫をする)。
注意点:
通年科目として、前期・後期のそれぞれの成績の平均点数により単位を与える。前期・後期ともに、中間試験と期末試験を実施する(いずれも60分間、リーディング・テストのみ)。リスニングについては、毎回の授業中に練習問題やミニテストを実施する。評価は、授業中のミニテスト30%、定期試験70%とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
リーディングPart5について解説・練習、リスニング練習、語彙復習 |
リーディングPart5の出題形式を理解する
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2週 |
リーディングPart5について解説・練習、リスニング練習、語彙復習 |
リーディングPart5の平易な問題を解くことができるようになる
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3週 |
リーディングPart6について解説・練習、リスニング練習、語彙復習 |
リーディングPart6の出題形式を理解する
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4週 |
リーディングPart6について解説・練習、リスニング練習、語彙復習 |
リーディングPart6の平易な問題を解くことができるようになる
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5週 |
リーディングPart7について解説・練習、リスニング練習、語彙復習 |
リーディングPart7の出題形式を理解する
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6週 |
リーディングPart7について解説・練習、リスニング練習、語彙復習 |
リーディングPart7の平易な問題を解くことができるようになる
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7週 |
中間試験(リーディング・テストのみ) |
リーディングテスト全般に慣れて中間試験で成果を発揮する
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8週 |
リスニングPart1について解説・練習、語彙復習 |
リスニングPart1の出題形式を理解する
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2ndQ |
9週 |
リスニングPart1について解説・練習、語彙復習 |
リスニングPart1平易な問題を解くことができるようになる
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10週 |
リスニングPart2について解説・練習、語彙復習 |
リスニングPart2の出題形式を理解する
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11週 |
リスニングPart2について解説・練習、語彙復習 |
リスニングPart2の平易な問題を解くことができるようになる
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12週 |
リスニングPart3とPart4について解説・練習、語彙復習 |
リスニングPart3とPart4の出題形式を理解する
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13週 |
リスニングPart3とPart4について解説・練習、語彙復習 |
リスニングPart3とPart4の平易な問題を解くことができるようになる
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14週 |
リーディング・テストについての復習、語彙復習 |
リーディングテストの解き方を再確認する
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15週 |
前期の総括 |
前期の学習全般を振り返ることができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
TOEIC出題形式を模して、きわめて平易な練習問題を用意し、実際に解かせた後に解説をおこなう |
きわめて平易な練習問題を解くことができる(TOEICの出題形式にて)
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2週 |
同上(難易度の異なる数種の問題を用意して受講者の実力に合わせて実施) |
同上
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3週 |
TOEIC出題形式を模して、比較的平易な練習問題を用意し、実際に解かせた後に解説をおこなう |
比較的平易な練習問題を解くことができる
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4週 |
同上 |
同上
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5週 |
同上 (学生の英語力を見て、難易度別に数種の練習問題を用意する) |
基本的な練習問題を解くことができる
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6週 |
同上 (同上) |
同上
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7週 |
TOEIC出題形式を模して、基本的な練習問題を用意し、実際に解かせた後に解説をおこなう |
基本的な練習問題を確実に解くことができる
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8週 |
中間試験(リーディング・テストのみ) |
リーディングテスト全般の解き方を改めて確認し中間試験で成果を発揮する
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4thQ |
9週 |
中級レベルの練習問題を実際に解かせた後に解説をおこなう |
中級レベルの練習問題を解くことができる
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10週 |
TOEIC出題形式を模して、難易度別に数種類の練習問題を用意して、受講者に各自の実力をモニターさせつつ自分に合ったトレーニングをさせる |
受講者が、各自の到達度に応じて難易度別練習問題を解きつつレベルアップしていくことができる
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11週 |
同上 |
同上
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12週 |
同上 |
同上
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13週 |
同上 |
同上
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14週 |
後期の総括 |
後期の学習事項を確認する
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15週 |
まとめ |
1年間の学習全般を振り返ることができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。 | 2 | |
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。 | 2 | |
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。 | 2 | |
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。 | 2 | |
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。 | 3 | |
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。 | 3 | |
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。 | 3 | |
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 授業中ミニテスト | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 65 | 25 | 0 | 0 | 0 | 0 | 90 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |