日本語

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 日本語
科目番号 0135 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 プリントを配布する。
担当教員 舩戸 美智子,青野 順也

到達目標

1.日本語の語彙・表現についての理解を深めていき、適切な手紙・メールを書くことができるようになる。
2.他者の意見を聞く際の態度に加え,自己の意見を主張する際に必要な表現力を身につけ、日本語によるコミュニケーション力を高めていく。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1漢字・敬語などを正確に用いて,手手紙やメールの文面を作成できる。敬語などを正確に用いて,手紙やメールの文面を作成できる。敬語などを正確に用いて,手紙やメールの文面をおよそ作成できる。漢字・敬語などの仕組みを理解できず,手紙やメールの文面を作成できない。
評価項目2他者の意見をよく聞き,自己の意見を効果的に伝えることができる。自己の意見を他者に効果的に伝えることができる。他者に自己の意見を効果的におよそ伝えることができる。他者の意見を聞く際の態度がどのようなものか分からず、自己の意見をうまく伝えられない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業では、日本で生活していく際に必要な日本語能力を高めていくことを目標とし、電話応対やメールの文面など、さまざまな場面での日本語使用の紹介と実践とをおこなっていく。また、日本文化の特徴についても講じていくので、日本の歴史や文化・社会について説明できるようになってほしい。
授業の進め方・方法:
演習形式で進めていく。
注意点:
課題を出すことも多くなるが、じっくりと考えて取り組み、疑問点を明確にしておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
一年間の授業の進め方を理解する。
2週 作文1 話しことばと書きことばの違いに注意して作文を執筆できる。
3週 作文2
話しことばと書きことばの違いに注意して作文を執筆できる。
4週 漢字1 漢字の構成原理を理解したうえで,さまざまな漢字を書くことができる。
5週 漢字2 漢字の構成原理を理解したうえで,さまざまな漢字を書くことができる。
6週 敬語1 敬語の三分類について説明できる。
7週 敬語2 通常語を敬語表現に直すことができる。
8週 敬語3 通常語を敬語表現に直すことができる。
2ndQ
9週 手紙の書き方1
改まった場での日本語表現とはどのようなものかを理解したうえで、お礼の手紙を書くことができる。
10週 手紙の書き方2 改まった場での日本語表現とはどのようなものかを理解したうえで、お礼の手紙を書くことができる。
11週 電話応対1
改まった場での日本語表現とはどのようなものかを理解したうえで、適切な電話応対ができる。
12週 電話応対2 改まった場での日本語表現とはどのようなものかを理解したうえで、適切な電話応対ができる。
13週 電話応対3 改まった場での日本語表現とはどのようなものかを理解したうえで、適切な電話応対ができる。
14週 前期のまとめ 前期の学習をふりかえり,前期末試験に備える。
15週 前期末試験 これまでの学習をふまえ,設問に対して正確に答える。
16週 前期末試験 返却・解説 返却された答案をよく見直し、今後の課題を発見する。
後期
3rdQ
1週 メールの文章1
相手に対して失礼のないメールの文面を作成できる。
2週 メールの文章2 相手に対して失礼のないメールの文面を作成できる。
3週 日本語とコミュニケーション1
相手との距離感を適度に保ったコミュニケーションとはどのようなものかを説明できる。
4週 日本語とコミュニケーション2 相手との距離感を適度に保ったコミュニケーションとはどのようなものかを説明できる。
5週 日本語とコミュニケーション3
相手との距離感を適度に保ったコミュニケーションとはどのようなものかを説明できる。
6週 日本語とコミュニケーション4
自己の意見を主張する際に注意するべき点を説明できる。
7週 日本語とコミュニケーション5
自己の意見を主張する際に注意するべき点を説明できる。
8週 ニュースの読み方1 日本語のニュースを聞いて、内容を理解することができる。
4thQ
9週 ニュースの読み方2 日本語のニュースを読んで、内容を理解することができる。
10週 ニュースの読み方3 日本語のニュースの慣用表現を理解することができる。
11週 日本文化の特徴1 日本の歴史と文化について説明できる。
12週 日本文化の特徴2 日本の歴史と文化について説明できる。
13週 日本文化の特徴3 日本の歴史と文化から日本人の考え方を説明することができる。
14週 一年間のまとめ 一年間の学習をふりかえり,学年末試験に備える。
15週 学年末試験 これまでの学習をふまえ,設問に対して正確に答える。
16週 学年末試験 返却と解説 返却された答案をよく見直して今後の日本語学習の目標を確立する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000