電気電子工学実験Ⅴ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電気電子工学実験Ⅴ
科目番号 0138 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 電子工学実験V テキスト
担当教員 一戸 隆久,安田 利貴

到達目標

電子工学の基幹となる回路、デバイスの実験能力・実技能力の修得を目的に、実験実習を通じて座学で得た知識をより深く理解する。また、実験を通じ、各種測定機器の使用法を修得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1電圧、電流、電量などの電気諸量を測定し、理論値と実験値との比較考察ができる。電圧、電流、電量などの電気諸量の測定ができて、まとめることができる。電圧、電流、電量などの電気諸量の測定ができる。電圧、電流、電量などの電気諸量の測定ができない。
評価項目2結果に対して考察したことをまとめ、課題等必要な事項を含めレポートを作成し、期限までに提出することができる。必要な事項をまとめ、レポートを作成し、提出することができる。レポートを作成し、提出することができる。レポートを作成し、提出することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気電子工学実験Ⅰ~IVを発展させたもの。電子回路の実験テーマについて、各テーマごとに回路作製および評価実験を行い、実験結果について考察する。また、回路シミュレーションを行い、実験結果と比較考察する。
授業の進め方・方法:
回路製作実習により自分で回路図通りの回路を組み、測定結果について考察し、レポートを作成する。また、回路シミュレーションの結果と実験結果とを比較考察し、レポートを作成する。
注意点:
・学生各自が低学年で購入したブレッドボード及びジャンパー線を持参すること。これらの物品を忘れた場合には実験できない場合がある。
・事前レポートを各テーマ1週目の実験当日朝8:50までに提出すること。実験後の本レポートは原則として実験が終了した翌週の実験日の朝8:50を提出期限とする。また、再レポートの期限は原則として提出日の翌週実験日朝8:50とする。
・やむを得ず欠課する場合には担当教員に連絡すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の進め方を理解し、実験を安全に行う基本知識を学ぶ。
2週 B級電力増幅回路1 B級電力増幅回路について、回路を製作し、測定結果を考察できる
3週 B級電力増幅回路2 B級電力増幅回路について、回路を製作し、測定結果を考察できる
4週 B級電力増幅回路3
B級電力増幅回路について、測定結果を考察できる
5週 実験内容の振り返り 実験内容について自分で達成度を評価できる
6週 差動増幅回路1 差動増幅回路について、回路を製作し、測定結果を考察できる
7週 差動増幅回路2 差動増幅回路について、回路を製作し、測定結果を考察できる
8週 差動増幅回路3 差動増幅回路について、測定結果を考察できる
2ndQ
9週 実験内容の振り返り 実験内容について自分で達成度を評価できる
10週 発振回路1 発振回路について、回路を製作し、測定結果を考察できる
11週 発振回路2 発振回路について、回路を製作し、測定結果を考察できる
12週 発振回路3 発振増幅回路について、回路を製作し、測定結果を考察し、レポートを作成できる
13週 実験内容の振り返り 実験内容について自分で達成度を評価できる
14週 回路シミュレーション 回路シミュレータを用いてシミュレーションし、実験結果と比較・考察できる
15週 実験内容の振り返り 実験内容について自分で達成度を評価できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000