TOEIC Seminar Ⅱ(選択外国語)

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 TOEIC Seminar Ⅱ(選択外国語)
科目番号 0169 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 2
開設学科 電子工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3』
担当教員 ゲイツ ジョン,登尾 沙弥香

到達目標

TOEIC テスト対策用に開発された公式問題集を用いて,TOEIC試験に対応できるための重要文法、語彙、テストテーキングストラテジーを学習し、TOEIC Listening & Readingテストに対応できる聴解力・読解力・試験対応能力を習得するとともに、実社会で英語を運用する上で必要な知識やスキルを習得することをめざす。具体的には、上記公式問題集を使用して、TOEICの聴解・読解テストのそれぞれに頻出する、語彙、文法、および英文構造を理解するための学習を行うことで、それらに関する学力だけでなく、高次の言語運用能力である文脈把握力・話者の意図や場面展開の類推など,生涯にわたって活かせるような英語コミュニケーション能力の基盤をつくることをめざす。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1TOEICテストで、スコア500点以上に相当すると思われるレベルの英語力TOEICテストで、スコア420-499点に相当すると思われる英語力TOEICテストでスコア350-419点に相当すると思われる英語力TOEICテストでスコア350点以下に相当すると思われるレベル
評価項目2TOEICのReading・Listeningテストの双方における重要文法・語彙を十分に理解し、聴解・読解に関する十分な学力を備え、文脈把握能力・話者の意図の類推などの総合的な聴解力・読解力も運用できる。コース内で行うTOEICを模したテストの得点と評定点(講義内での態度)の合計点が、90%以上である。TOEICのReading・Listeningテストにおける重要文法・語彙を理解しており、聴解・読解に関する基礎的な学力を備えている。しかし、「パラグラフ全体を通した理解や、話者の意図の類推が時に難しい」など、聴解力・読解力の総合的な運用に発展の余地がある。コース中に行うTOEICを模したテストの得点率と評定点の得点率は、75%~89%である。「TOEICのReading・Listeningテストにおける重要語彙・文法で、一部理解で十分でない点がある」など、聴解・読解に関する基礎的な学力を強化する必要がある。また、「長文読解が難しい」など、聴解・読解の運用能力に発展の余地がある。コース内で行うTOEICを模したテストと評定点の得点率は、60%~74%である。TOEICテストのReading・Listeningテストにおける重要語彙・文法の理解が全般的に十分ではないなど、聴解・読解に関する基礎的な学力・運用能力を習得する必要がある。コース内で行うTOEICを模したテストと評定点の得点率は、60%以下である。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
TOEIC Listening & Readingテストで求められる聴解力・読解力・テストテーキングストラテジーを対象として、英語聴解・読解に関する重要語彙・文法を確認する学習と、公式問題集を使用した実践的な演習を通して、TOEICテストに対応できるための総合的な英語力の習得を目指す。
授業の進め方・方法:
各講義では、指定教材であるTOEIC公式問題集を使用しながら、各講義では、ListeningとReading分野の両方をバランスよく学習する予定である。適宜、関連資料も配布する予定である。評価は、英語に関する能力(基礎的能力・専門的能力・分野横断的能力)と、評定点の2点で行う。まず、英語に関する能力として、基礎的能力・専門的能力・分野横断的能力に関しては、コース内で適宜行うテストと、学期末に行うテストの2種類によって、評価する。評価内容は、基礎的能力(TOEICにおける頻出語彙・基本文法について理解しているか)、専門的能力(TOEICを模したListening・Readingテストで、文脈に即して語彙・文法を理解でき、短めの文章を理解できるか)、分野横断的能力(TOEICを模したListening・Readingテストで、文脈に即して語彙・文法を理解できるだけでなく、長文の英文に関しても文章全体の構造を総合的に把握する能力や、話者の意図や今後の展開も類推できる能力を備えているか)である。また、評定点としては、講義内の態度や、予習や課題が指定された場合の取り組みを評価する。
注意点:
・講義には、辞書、4年生までに使用していた文法書を持参することが好ましい。
本科目の成績は定期試験の成績のみならず、予習・復讐の自学自習の実施状況も考慮して判断される。したがって自学自習の習慣を身に着けることが必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Introduction
Sample questions of TOEIC test
コースの説明。プレスメントテスト。
2週 Part 1               Part 5 To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
3週 Part 2
Part 5
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
4週 Part 3
Part 6
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
5週 Part 3
Part 6
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
6週 Part 3
Part 7
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
7週 Part 3
Part 7
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
8週 Part 3/4
Part 7
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
2ndQ
9週 Part 4
Part 7
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
10週 Part 4              Part 7 To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
11週 Part 4
Part 7
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
12週 Part 4
Part 7
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
13週 Part 4
Part 7
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
14週 Part 4              Part 7 To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
15週 前期のまとめ To review whole parts of Listening & Reading
16週 Final Exam
後期
3rdQ
1週 Practice test 2
Part 1 Part 5
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
2週 Part 2
Part 5
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
3週 Part 3
Part 6
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
4週 Part 3
Part 6
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
5週 Part 3
Part 7
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
6週 Part 3
Part 7
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
7週 Part 3
Part 7
To be able to understand all the vocabulary, sentence structures and contexts involved.
8週 Part 3/4
Part 7
To familiarize students with TOEIC IP test
4thQ
9週 Part 4
Part 7
To familiarize students with TOEIC IP test
10週 Part 4
Part 7
To familiarize students with TOEIC IP test
11週 Part 4
Part 7
To review and level up
12週 Part 4
Part 7
To review and level up
13週 Part 4
Part 7
To review and level up
14週 Part 4
Part 7
To review and level up
15週 まとめの学習 To review whole parts of Listening & Reading
16週 Final Exam

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
英語運用能力向上のための学習母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力200020040
専門的能力300000030
分野横断的能力300000030