固体電子工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 固体電子工学Ⅰ
科目番号 7790 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント配布
担当教員 永吉 浩

到達目標

量子論、固体中の電子の振る舞いの基礎について理解を深め、半導体デバイスの動作原理基礎を理論的に理解できるよう量子論、固体中の電子の振る舞いの基礎について理解を深め、半導体デバイスの動作原理基礎を理論的に理解できるよう
量子論、固体中の電子の振る舞いの基礎について理解を深め、半導体デバイスの動作原理基礎を理論的に理解できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安許容到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1量子現象の概念をよく理解できる量子現象について知っている量子現象の概要がわける量子現象が何かわからない
評価項目2エネルギーバンド構造の概念をよく理解し、半導体の性質を説明できるバンド図を使ってキャリア濃度の温度依存性を説明できるエネルギーバンドの概要がわかるエネルギーバンドの意味が全く分からない
評価項目3キャリアの移動について方程式を立てることを理解し、抵抗率との関係をよく理解している抵抗率と移動度、キャリア濃度を表す式を知っているキャリアの流れと抵抗率との関係の概要がわかるキャリアの流れと抵抗率との関係が全く分からない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 C4 説明 閉じる
学習・教育目標 C6 説明 閉じる
JABEE (c) 説明 閉じる
JABEE (d) 説明 閉じる
JABEE (e) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
注意点:
本科目の成績は定期試験のみならず予習・復讐の自学自習の実施状況も考慮して決められる。したがって自学自習の習慣を身につけることが必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 量子論概説、黒体輻射 黒体輻射、プランクの式、不確定性原理等の量子論の基本概念が理解できる。
2週 量子論概説、黒体輻射 黒体輻射、プランクの式、不確定性原理等の量子論の基本概念が理解できる。
3週 量子論概説、黒体輻射 黒体輻射、プランクの式、不確定性原理等の量子論の基本概念が理解できる。
4週 ボーア模型、 光電効果、電子波 ボーアの原子模型、光電効果について量子論的視点から理解できる。
5週 ボーア模型、 光電効果、電子波 ボーアの原子模型、光電効果について量子論的視点から理解できる。
6週 ボーア模型、 光電効果、電子波 ボーアの原子模型、光電効果について量子論的視点から理解できる。
7週 シュレーディンガー方程式 シュレーディンガー方程式の基礎が理解できる。
8週 シュレーディンガー方程式 シュレーディンガー方程式の基礎が理解できる。
2ndQ
9週 シュレーディンガー方程式 シュレーディンガー方程式の基礎が理解できる。
10週 半導体中のキャリア濃度 固体中の電子状態についての基礎的なことが理解できる。状態密度、フェルミ分布関数について理解でき固体中の電子状態についての基礎的なことが理解できる。
11週 半導体中のキャリア濃度 固体中の電子状態についての基礎的なことが理解できる。状態密度、フェルミ分布関数について理解でき固体中の電子状態についての基礎的なことが理解できる。
12週 半導体の抵抗率、ホール効果 半導体中のキャリア濃度、抵抗率、ホール効果について理解し、これらに関する基本的な問題が解ける
13週 半導体の抵抗率、ホール効果 半導体中のキャリア濃度、抵抗率、ホール効果について理解し、これらに関する基本的な問題が解ける
14週 半導体中のキャリアの流れ 半導体中のキャリアの流れについて理解できる。
15週 半導体中のキャリアの流れ 半導体中のキャリアの流れについて理解できる。
16週 半導体中のキャリアの流れ 半導体中のキャリアの流れについて理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子工学電子の電荷量や質量などの基本性質を説明できる。4
エレクトロンボルトの定義を説明し、単位換算等の計算ができる。4
原子の構造を説明できる。4
パウリの排他律を理解し、原子の電子配置を説明できる。4
結晶、エネルギーバンドの形成、フェルミ・ディラック分布を理解し、金属と絶縁体のエネルギーバンド図を説明できる。4
金属の電気的性質を説明し、移動度や導電率の計算ができる。4
真性半導体と不純物半導体を説明できる。4
半導体のエネルギーバンド図を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000