TOEIC English

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 TOEIC English
科目番号 7803 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3』,『Grammar-oriented Navigator for the TOEIC Test』
担当教員 ゲイツ ジョン,登尾 沙弥香

到達目標

TOEIC テスト対策用に開発された問題集を用いて,TOEIC試験に対応できるための重要文法、語彙、テストテーキングストラテジーを学習し、TOEIC Listening & Readingテストに対応できる聴解力・読解力・試験対応能力を習得するとともに、実社会で英語を運用する上で必要な知識やスキルを習得することをめざす。具体的には、上記公式問題集を使用して、TOEICの聴解・読解テストのそれぞれに頻出する、語彙、文法、および英文構造を理解するための学習を行うことで、それらに関する学力だけでなく、高次の言語運用能力である文脈把握力・話者の意図や場面展開の類推など,生涯にわたって活かせるような英語コミュニケーション能力の基盤をつくることをめざす。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1TOEICのReading・Listeningテストの双方における重要文法・語彙を十分に理解し、聴解・読解に関する十分な学力を備え、文脈把握能力・話者の意図の類推などの総合的な聴解力・読解力も運用できる。コース内で行うTOEICを模したテストの得点と評定点(講義内での態度)の合計点が、90%以上である。TOEICのReading・Listeningテストにおける重要文法・語彙を理解しており、聴解・読解に関する基礎的な学力を備えている。しかし、「パラグラフ全体を通した理解や、話者の意図の類推が時に難しい」など、聴解力・読解力の総合的な運用に発展の余地がある。コース中に行うTOEICを模したテストの得点率と評定点の得点率は、75%~89%である。「TOEICのReading・Listeningテストにおける重要語彙・文法で、一部理解で十分でない点がある」など、聴解・読解に関する基礎的な学力を強化する必要がある。また、「長文読解が難しい」など、聴解・読解の運用能力に発展の余地がある。コース内で行うTOEICを模したテストと評定点の得点率は、60%~74%である。TOEICテストのReading・Listeningテストにおける重要語彙・文法の理解が全般的に十分ではないなど、聴解・読解に関する基礎的な学力・運用能力を習得する必要がある。コース内で行うTOEICを模したテストと評定点の得点率は、60%以下である。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 B3 説明 閉じる
JABEE (f) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
TOEIC Listening & Readingテストで求められる聴解力・読解力・テストテーキングストラテジーを対象として、英語聴解・読解に関する重要語彙・文法を確認する学習と、公式問題集を使用した実践的な演習を通して、TOEICテストに対応できるための総合的な英語力の習得を目指す。
授業の進め方・方法:
・各講義の運営:各講義では、指定テキストを使い、ListeningとReading分野の両方をバランスよく学習する予定である。前期は、指定テキストのうち、『Grammar-oriented Navigator for the TOEIC Test』を中心に使いながら、基本的な文法・語彙を理解し、長文の聴解・読解学習を行う。同時に、TOEIC公式問題集を使用しながら、TOEICに頻出する語彙・表現を覚える学習を行う。後期は、TOEIC公式問題集を用いて、TOEIC IPテストを想定した、聴解・読解に関する演習を行う。                                 ・評価は、英語に関する能力(基礎的能力・専門的能力・分野横断的能力)と、評定点の2点で行う。                                         英語に関する能力として、基礎的能力・専門的能力・分野横断的能力に関しては、コース内で適宜行うテストと、学期末に行うテストの2種類によって、評価する。   評価内容は、基礎的能力(TOEICにおける頻出語彙・基本文法について理解しているか)、専門的能力(TOEICを模したListening・Readingテストで、文脈に即して語彙・文法を理解でき、短めの文章を理解できるか)、分野横断的能力(TOEICを模したListening・Readingテストで、文脈に即して語彙・文法を理解できるだけでなく、長文の英文に関しても文章全体の構造を総合的に把握する能力や、話者の意図や今後の展開も類推できる能力を備えているか)である。                 また、評定点としては、講義内の態度や、予習や課題が指定された場合の取り組みを評価する。
注意点:
・指定テキストは、『Grammar-oriented Navigator for the TOEIC Test』と『公式TOEIC Listenin & Reading 問題集 3』の2冊である。前期は、既述したように、2冊並行して使用する予定なので、前期講義中は2冊持参する事。また、辞書、3年生までに使用していた文法書を持参することが好ましい。
本科目の成績は定期試験の成績のみならず、予習・復讐の自学自習の実施状況も考慮して判断される。したがって自学自習の習慣を身に着けることが必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Introduction
Sample questions of TOEIC test、テキスト『Grammar-oriented Navigator for the TOEIC Test』のUnit 8の説明
・コースの学習目標・学習内容を理解する。              ・テキストのUnit8「不定詞」の概観を理解する。
2週 テキスト『Grammar-oriented Navigator for the TOEIC Test』のUnit 8「不定詞」 不定詞に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
3週 Unit 8「不定詞」 文脈にそって不定詞を理解し、長文問題に正しく解答できる。
4週 Unit 9「比較」
比較に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
5週 Unit 9「比較」
文脈にそって「比較」を理解し、長文問題に正しく解答できる。
6週 Unit 10「関係詞」 関係詞に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
7週 Unit 10「関係詞」 文脈にそって関係詞を理解し、長文問題に正しく解答できる。
8週 Unit 11「接続詞」 接続詞に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
2ndQ
9週 Unit 11「接続詞」 文脈に添って接続詞を理解し、長文問題に正しく解答できる。
10週 Unit 12「仮定法」 仮定法に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
11週 Unit 12「仮定法」 文脈にそって仮定法を理解し、長文問題に正しく解答できる。
12週 Unit 13「前置詞」 前置詞に関する基本的な表現を学習し、文法を理解する。
13週 Unit 13「前置詞」・Unit 14「名詞と冠詞」 文脈にそって前置詞を理解し、長文問題に正しく解答できる。名詞と冠詞について、基本的な文法を理解する。
14週 Unit 14「名詞と冠詞」 文脈に添って名詞と冠詞について理解し、長文問題に正しく解答できる。
15週 前期全体を通した復習 前期で学習した内容全体をふりかえり、理解度を確認する。
16週 Final Exam
後期
3rdQ
1週 TOEIC公式問題集:Practice test 1
Listening: Part 1
Reading: Part 5
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、短文問題に取り組む。
2週 Listening: Part 2
Reading: Part 5
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、長文問題に取り組む。
3週 Listening: Part 3
Reading: Part 6
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、長文問題に取り組む。
4週 Listening: Part 3
Reading: Part 6
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、長文問題に取り組む。
5週 Listening: Part 3
Reading: Part 7
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、長文問題に取り組む。
6週 Listening: Part 3
Reading: Part 7
Listening・Readingに関する基本的な語彙・文法を理解し、長文問題に取り組む。
7週 Listening: Part 4
Reading: Part 7
Listening・Readingに関する基本的な語彙を理解し、長文問題に取り組む。
8週 Listening: Part 4
Reading: Part 7
TOEIC IP testに対応できるような演習として、IPテスト時間内に、正確に解答できるような演習を行う。
4thQ
9週 Listening: Part 4
Reading: Part 7
TOEIC IP testに対応できるような演習として、IPテスト時間内に、正確に解答できるような演習を行う。
10週 IP testに備える模擬問題 TOEIC IP testに対応できるような演習として、IPテスト時間内に、正確に解答できるような演習を行う。
11週 Listening: Part 3&4に関連する演習 Reading: Part 6&7に関連する演習 これまで学習した語彙・文法事項を確認しつつ、時間内に正確に解答できるような演習を行う。
12週 Listening:Part 3&4に関連する演習
Reading:Part 6&7に関連する演習
これまで学習した語彙・文法事項を確認しつつ、時間内に正確に解答できるような演習を行う。
13週 Listening:Part 3&4に関連する演習
Reading:Part 6&7に関連する演習
これまで学習した語彙・文法事項を確認しつつ、時間内に正確に解答できるような演習を行う。
14週 Listening:Part 3&4に関連する演習
Reading:Part 6&7に関連する演習
これまで学習した語彙・文法事項を確認しつつ、時間内に正確に解答できるような演習を行う。
15週 前期・後期の学習のまとめ これまで学習した語彙・文法事項を確認しつつ、時間内に正確に解答できるような演習を行う。
16週 Final Exam

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力200020040
専門的能力300000030
分野横断的能力300000030