Environment and Sustainable Development(教養ゼミⅠ)

科目基礎情報

学校 東京工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 Environment and Sustainable Development(教養ゼミⅠ)
科目番号 7810 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 堀 智子

到達目標

本講座では、e-trash (電気電子機器廃棄物)問題などの環境問題に関する英文を読み、環境問題や持続可能な発展の実現を目指す取り組みについて調査を行い、この問題に関する理解を深める。さらに、調査結果を英語で発表する中で、より効果的なプレゼン方法とスピーキング・発音力の向上をめざしていく。さらにAssertion-Evidence Approachと呼ばれる、伝えるメッセージをもとに話を組み立てていくプレゼンアプローチについて学び、実践できるようになることを目指す。
授業は英語で行い、英語での授業内の発言も評価対象となります。中間・期末試験は実施せず
小テスト、授業内の発言、課題、英語プレゼンで成績をつける予定です。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1環境問題に関する英文が読め、関連事項について調査し、まとめることができる。環境問題に関する英文がおおよそ読め、関連事項について調査し、まとめることができる。環境問題に関する英文が理解できず、関連事項の調査もできない。
評価項目2授業で扱う事項について自分の意見をまとめ、英語で明確に話すことができる。授業で扱う事項について自分の意見をまとめ、なんとか英語で話すことができる。授業で扱う事項について自分の意見をまとめ、英語で話すことができない。
評価項目3効果的なプレゼンに必要な要素を理解し、自分の発表に生かすことが十分にできる。効果的なプレゼンに必要な要素を理解し、自分の発表に生かすことがおおよそできる。効果的なプレゼンに必要な要素を理解できず、自分の発表に生かすことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 B3 説明 閉じる
JABEE (f) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本クラスではContent-Based Instruction (内容重視の外国語教育)の手法に基づいて授業を行う。具体的には環境問題や持続可能な発展の実現を目指す取り組みに関する情報収集、調査、発表を英語で行うことで問題に関する理解を深めると同時に英語力の向上をめざすものである。さらにAssertion-Evidence Approachと呼ばれる、伝えるメッセージをもとに話を組み立てていくプレゼンアプローチについて学び、実践できるようになることを目指す。
授業の進め方・方法:
e-trash (電気電子機器廃棄物)問題、リサイクリング、アップサイクリングなどに関する英文などを読み、基本的な語彙や構文を学習する。環境問題や持続可能な発展の実現を目指す取り組みについてグループごとに調査を行い、この問題に関する理解を深める。さらに、調査結果を英語で発表する中で、より効果的なプレゼン方法とスピーキング・発音力の向上をめざしていく。
注意点:
授業は英語で行うため、受講者も文法間違いや発音を気にせず、積極的に英語を話すことが求められる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業概要説明、自己紹介、グループ分け  e-trash に関する英文を読み、語彙や構文、そして内容を理解する。身近な話題について英語で話す練習をする。
2週 e-trash に関する英文読解
自分の身近な話題に関するスピーキング練習
e-trash に関する英文を読み、語彙や構文、そして内容を理解する。身近な話題について英語で話す練習をする。
3週 upcyclying に関する英文読解
自分の身近な話題を用いたスピーキング練習
upcyclying に関する英文を読み、語彙や構文、そして内容について理解する。立場を選んで英語で話す練習を行う。

4週 upcyclying に関する英文読解
グループごとの調査活動
upcyclying に関する英文を読み、語彙や構文、そして内容について理解する。立場を選んで英語で話す練習を行う。

5週 upcyclying に関する英文読解
グループごとの調査活動、発表準備
upcyclying に関する英文を読み、語彙や構文、そして内容について理解する。立場を選んで英語で話す練習を行う。

6週 復習
プレゼンテーションリハーサル
これまでの学習範囲の復習。プレゼンリハーサルで本番に向けて強化すべき点を認識し、練習計画を立てることができる。
7週 小テスト
1回目グループプレゼンテーション
自らのプレゼンを振り返り、成功した部分と改善点を認識し、この後のプレゼンに生かす準備ができる。
8週 Assertion-Evidence Approach
グループごとの調査活動
AEアプローチのめざす内容を理解できる。
4thQ
9週 Assertion-Evidence Approach
グループごとの調査活動
AEアプローチの方法を用いてスライドづくりを行う。
10週 Assertion-Evidence Approach
グループごとの調査活動
AEアプローチの方法でデリバリーの練習を行う。
11週 Assertion-Evidence Approach
グループごとの調査活動
AEアプローチでプレゼン全体の練習を行う。
12週 プレゼンテーションリハーサル プレゼンのデリバリー面の練習
13週 プレゼンテーションリハーサル プレゼン全体練習と相互評価
14週 最終グループプレゼンテーション 自らのプレゼンテーションを振り返り、成功した部分と改善が必要な部分を分析し、認識できる。
15週 最終グループプレゼンテーション 自らのプレゼンテーションを振り返り、成功した部分と改善が必要な部分を分析し、今後に生かすことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3

評価割合

小テスト発表授業内課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合206020000100
基礎的能力206020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000